出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
﹃喜劇 駅前女将﹄︵きげき えきまえおかみ︶は、1964年1月15日に東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ。東京映画作品。90分。
キャッチコピーは﹁待ってました!豪華20大スターの超娯楽大作!﹂。
﹃駅前シリーズ﹄第7作。本作より監督は久松静児から佐伯幸三に代わり、佐伯は1967年公開の﹃喜劇 駅前満貫﹄まで、シリーズ12作品を担当する。
本作の舞台は両国駅及び錦糸町駅周辺で、東京が舞台になるのは第1作﹃駅前旅館﹄以来6年振りである。そしてタイトル通り、本作は女優陣の活躍を主にした。冒頭に映っているのは錦糸町駅前の風景で、都電錦糸堀車庫︵現在の丸井錦糸町店がある場所︶辺りから撮影されている。
両国が舞台ということもあって、佐田乃山︵後の第50代横綱︶・栃ノ海︵同・第49代横綱︶・栃光︵当時・大関︶・出羽錦︵当時・前頭。後にタレントとしても活躍する田子ノ浦親方︶といった力士たちがゲスト出演する。
孫鮨は隅田川を渡った台東区柳橋、足立藤子のバーと松島景子の店は都電錦糸掘車庫の裏手にある、﹁清昌稲荷大神﹂・﹁出世弁財天﹂付近となっている。
スタッフ[編集]
●製作‥佐藤一郎、金原文雄
●脚本‥長瀬喜伴
●監督‥佐伯幸三
●撮影‥黒田徳三
●録音‥長岡憲治
●整音‥西尾昇
●照明‥比留川大助
●美術‥狩野健
●音楽‥松井八郎
●編集‥広瀬千鶴
●助監督‥松本あきら
●現像‥東京現像所
●協力‥銚子民芸千鳥会
●製作担当者‥大久保欣四郎
出演者[編集]
●森田徳之助‥森繁久彌
●伴野孫作‥伴淳三郎
●伴野次郎‥フランキー堺
●山本平助‥三木のり平
●大沢鶴吉‥山茶花究
●森田満子‥森光子
●足立藤子‥淡路恵子
●松島景子‥淡島千景
●伴野千代‥京塚昌子
●染太郎‥池内淳子
●宮本由美‥大空真弓
●山本京子‥乙羽信子
●菊太郎‥沢村貞子
●川口力造‥加東大介
●川口和男‥峰健二
●三枝‥中尾ミエ
●佐田乃山‥佐田乃山
●栃光‥栃光
●栃ノ海‥栃ノ海
●出羽錦‥出羽錦
ロケ地[編集]
●国鉄︵現JR︶総武線の両国駅前及び錦糸町駅周辺。﹁駅ビルきんし町﹂はテルミナと名称変更されて現存。東京楽天地は建替えられて現在は錦糸町PARCO。
●都電錦糸堀車庫︵現在の丸井錦糸町店がある場所︶裏手にある﹁清昌稲荷大神﹂・﹁出世弁財天﹂、及び付近にある長屋形式の商店街。商店街は建替えられてニュー錦糸町ビルとなっているが、当時の面影は残っている。
●東京都台東区柳橋︵孫鮨︶
同時上映[編集]
﹃乱れる﹄
参考資料[編集]
外部リンク[編集]
|
---|
シリーズ一覧 |
|
---|
スタッフ |
|
---|
出演者 |
|
---|
類似作品 |
|
---|
カテゴリ |