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﹃在りし日の歌﹄︵ありしひのうた︶は1938年︵昭和12年︶4月に中原中也が刊行した、日本の詩集。
発売元は創元社。カバーは青山二郎[1]。中也の没後に刊行された。
発売まで[編集]
中原中也は1937年9月に本書を編集して、原稿を清書した[2]。それを小林秀雄に託す[2]。しかし10月22日に中也は死去する[2]。死去から半年を経た1938年4月15日[要出典]、創元社により初版600部が[要出典]刊行された。6月に300部が再販されている[要出典]。
収録作品[編集]
収録作品は大きく﹁在りし日の歌﹂と﹁永訣の秋﹂の2つの章に分かれている[3]。作品数は前者が42篇、後者が16篇である[3]。
後記によると、在りし日の歌に収めたのは、﹃山羊の歌﹄以降に発表された詩の過半数で、最も古い作品で1925年︵大正14年︶であり、最も新しいものでは1937年︵昭和12年︶のものがある[要出典]。
最初のページには、﹁亡き児文也の霊に捧ぐ﹂と、1936年に2歳で死去した子息への献辞が記された[3]。文也に関する詩も﹁この小児﹂や﹁春と赤ン坊﹂など複数収録されている[要出典]。
- ^ 菅原真由美「特別企画展 書物在る処―中也詩集とブックデザイン」『any』vol.116 2021 summer』 (PDF) 山口市文化振興財団、2021年7月、pp.4 - 7
- ^ a b c 中原中也について - 中原中也記念館(2023年5月27日閲覧)。
- ^ a b c 岡崎和夫. "在りし日の歌". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年5月27日閲覧。