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埼玉県立新座総合技術高等学校︵さいたまけんりつにいざそうごうぎじゅつこうとうがっこう︶は、埼玉県新座市にある職業高等学校。
埼玉県と東京都の県境に位置した学校で、南側が練馬区大泉学園町で、北側のすぐ近くに陸上自衛隊朝霞駐屯地がある。
電子機械科・情報技術科・デザイン科・総合ビジネス科・服飾デザイン科・食物調理科の6学科ほか、高校卒業生を対象としたデザイン専攻科︵2年制の専門学校課程︶を設置している。
﹁生徒の人格を認め、能力の自発的な開発を望むならば、学校にはチャイムは不要である。﹂との考えから、ノーチャイム制となっている。生徒は自ら管理し行動して欲しいとの願いが込められている。
所在地[編集]
●埼玉県新座市新塚一丁目3番1号
●1983年︵昭和58年︶埼玉県立新座総合技術高等学校開校
全日制電子機械科・情報技術科・工業デザイン科・商業科・服飾デザイン科、食物調理科設置
●1988年︵昭和62年︶ デザイン専攻科設置
●1996年︵平成8年︶ 商業科を国際ビジネス科に改称
●2005年︵平成17年︶ 工業デザイン科をデザイン科に改称
●2013年︵平成25年︶国際ビジネス科を総合ビジネス科に改称
校門の外に立つコブシの花︵新座市の市花︶をデザインしたもの。
校章のバッジは純銀製となっている。理由として、技術者のエリートを育てていくという教育方針にのっとり﹁人間の重厚さと自分の学校に誇りを持たせたかったからで、いぶし銀のような人間に成長してもらいたい﹂との期待も込められている[1]。
中村千榮子が作詩し、岩河三郎が作曲した。
校歌の歌詞は3番まである学校が多いが、本校の校歌の歌詞は2番までしかない。
作詞者の方に﹁︵初代︶校長先生の語る新座総合の未来への情熱に共感し2番までにすべて歌い込みました。3番もといわれるのなら全部お断りいたします。﹂と言われたため、やむなく2番までの歌詞となった[1]。
2022年4月入学生から約30年ぶりに制服が新しくなる。
服飾デザイン科の2・3年生のデザイン画をもとに、デザインが決定した。
女子の青色のリボンは大きく、スカーフで巻いたような特徴的なデザインとなっている。
設置学科[編集]
全日制[編集]
電子機械科[編集]
●﹁電子技術﹂・﹁機械技術﹂・﹁情報技術﹂の3分野が融合したメカトロニクス技術を学ぶ。
1年次は、電子・機械・情報を基礎から学び、計算技術検定3級と情報技術検定3級を全員が受験する。2年次は、基礎製図検定を全員が受験する。2・3年次に第二種電気工事士の取得を目指す。その他、危険物取扱者乙種四類など。
情報技術科[編集]
●主に、コンピュータの内部構成や、プログラミングについて学ぶ。
1年次に情報技術検定2級を全員が受験する。基本情報技術者、ITパスポート、ソフトウェア開発技術者など国家資格にも挑戦する。
デザイン科[編集]
1年次はデザインの基礎的な技術や知識を学び、2年次にはレタリング技能検定に取り組み、ポスターや立体模型、ロゴマークなど、具体的なデザインの実習が始まる。3年次の﹁課題研究﹂の授業では、自分の進路や興味などに合わせて﹁芸大・美大への進学コース﹂・﹁プロダクトデザインコース﹂・﹁ビジュアルコミュニケーションデザインコース﹂の3コースから1つを選択し、年間を通してより専門的に学ぶ。進学コースでは予備校講師が授業を担当し、受験に向けてのサポートをする。
総合ビジネス科[編集]
ビジネスの専門的スキル習得を目指し、2年次に会計分野の学習を中心とする﹁会計ビジネス﹂かマーケティング分野の学習を中心とする﹁創造ビジネス﹂の2コースに分かれる。
簿記検定・情報処理検定・ビジネス文書検定・電卓検定・ITパスポート試験などの資格取得を目指す。
服飾デザイン科[編集]
服を作るために必要なミシンの使い方、手縫い、デッサン、デザイン画の描き方など基礎から学べる。被服製作の授業では1人1台のミシンを使える。3年次の選択科目、ファッション応用技術Ⅱではグループ制作でドレスを作成する。学習成果を発表する場として年2回ファッションショーを行う。
被服製作技術検定︵洋裁︶、色彩検定などの資格取得を目指す。
食物調理科[編集]
埼玉県の公立高校では、はじめて生まれた食物調理の専門学科。
厚生労働省認可の調理師養成施設で、調理師免許取得のために必要な知識と技術を学ぶ。卒業時に調理師免許を取得できる。
専攻科[編集]
デザイン専攻科[編集]
高校卒業者を対象とした、2年制の専攻科課程。前期・後期の2学期制で、定員は1学年15名、2学年合計30名。
﹁ビジュアルデザインコース﹂﹁プロダクトデザインコース﹂﹁ファッションデザインコース﹂を設置し、各分野の社会人講師による少人数指導を行っている。
Windows、Macintoshがそれぞれ20台ずつ設置されている。1日の授業は3時間、3時間で分かれている。
文化祭では主に生徒が制作したものの販売を行っており、約40万売り上げるほどの人気がある。外部から依頼を受け、イベントのポスターも積極的に制作している。代表作として朝霞市民祭り彩夏祭のポスターなどがある。
入学試験は年2回行われており、試験科目は面接と作品のプレゼンテーションがある。
部活動[編集]
●運動部
陸上部、野球部、サッカー部、ソフトボール部︵女︶、ソフトテニス部︵女︶、硬式テニス部︵男女︶、バレーボール部︵女︶、バスケットボール部︵男女︶、バドミントン部︵男女︶、卓球部︵男女︶、剣道部、水泳部
●文化部
美術部、映像技術研究部、写真部、華道部、吹奏楽部、情報技術研究部、電子機械部、クッキング部、演劇部、タイプライティング部、デザイン研究部、ダンス部、JRC部、ビジネス部
部活動は1年次は原則として全員加入制になっている。
学校行事[編集]
●文化祭︵こぶし祭︶
6つの学科の特色を活かした出し物等がある。
●体育祭
●ロードレース大会
●現場実習
2年次に、6日間、企業で実習する。専門的な知識・技術をより深く習得するだけでなく、社会人としてのマナーや正しい勤労観なども身に付ける。
●修学旅行
2年次に行われ、最近は沖縄が主流となっている。
●課題研究
3年次になると大半の時間をこれに費やすこととなる。デザイン科は3月に卒業展覧会として一般公開する。
●東武東上本線﹁朝霞駅﹂より西武バス﹁大泉学園駅行﹂に乗車し︵乗車時間約15分︶、﹁新座総合技術高校﹂バス停下車、徒歩1分。
●西武池袋線﹁大泉学園駅﹂より西武バス﹁朝霞駅行﹂に乗車︵乗車時間約15分︶、﹁都民農園セコニック﹂バス停下車、徒歩1分。
著名な卒業生[編集]
●武藤さや香 - バスケットボール選手
●高橋理子 - ファッションデザイナー
●出町光識 - 陶芸家
●高橋良多 - 映画監督
関連項目[編集]
外部リンク[編集]