堀田瑞松
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堀田 瑞松︵ほった ずいしょう、天保8年4月12日︵1837年5月16日︶ - 大正5年︵1916年︶9月8日[1]︶は、日本の彫刻家、漆工芸家、発明家。名は貞。寸松とも号した。
略歴[編集]
但馬国︵現在の兵庫県豊岡市城南町︶出身[2]。ただし、越前国︵福井県︶出身とする説もある。日本刀の鞘を漆で塗装する職人である鞘塗師の子として生まれ、唐木細工を学ぶ。特に紫檀彫刻に秀で、内国勧業博覧会に出品したほか[1]、孝明天皇に献上し名前の﹁瑞﹂の字を賜った[2]。代表作の﹁楼閣山水紫檀額﹂は東京国立博物館に収蔵されている[1]。日本の特許第1号[編集]
明治18年︵1885年︶8月14日には、漆を主成分とする﹁堀田錆止塗料及ビ其塗法﹂で日本の特許第1号を取得している。この塗料は、鉄製船舶の船底の防錆を目的とするもので、漆のほかに、鉄粉、鉛丹、油煤、柿渋、酒精、生姜を含んでおり、伝統的かつ国産の材料を活用したものであった[3][4][5]。しかし、特許の内容からリピーターが頻繁に来ないため、経営的には失敗であった。脚注[編集]
関連項目[編集]
- 専売特許の日 - 堀田瑞松が特許第1号を取得した日に因み、8月14日とされている。
外部リンク[編集]
- 特許発明明細書第1号 J-PlatPat - 堀田瑞松が取得した特許第1号