大明会典
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﹃大明会典﹄︵だいみんかいてん︶は、中国明代の法律のひとつである。
洪武26年︵1393年︶、明の洪武帝が﹃唐六典﹄に倣って制定した。孝宗の弘治10年︵1497年︶、歴代の典制がまとまっておらず相互に食い違いがあり、運用が難しいのを見て、詔して編集させた。これは弘治15年︵1502年︶に完成している。武宗の正徳年間に重校して刊行した。神宗の万暦4年︵1576年︶に重修し、万暦15年︵1587年︶2月に完成した。これを﹃重修会典﹄と言う。共に228巻となった。
﹃大明会典﹄は、六部の官職を中心として、各行政機関の職掌と実例を記述している。一官職ごとに、まず関係する法律を記載し、事例を載せている。該当する法令が無い場合は、事例のみを載せている。
その内容、性質などからみると、国家の各レベルの行政機関や職責の行政を調整する法典であった。
参考資料[編集]
- 蒲堅著『中国法制史』中央広播電視大学出版社、2006年10月版、ISBN 7-304-02441-0 / D209、第十章
外部リンク[編集]
- 大明会典簡介[リンク切れ](リンク切れ)
- 大明會典 明 李東陽等纂