小川勝己
表示
小川 勝己︵おがわ かつみ、1965年 -︶は、日本の小説家・推理作家。長崎県生れ。九州産業大学商学部中退。
2000年に﹃葬列﹄で第20回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。横溝正史とMORRIEに傾倒。バイオレンスでルナティックなノワールでデビューしたが、鬼畜で歪んだ登場人物・世界観を放縦に展開させる犯罪小説や、技巧的に作りこまれた本格推理、メタフィクションを援用した実験的なミステリなど、多彩なジャンルの作品を発表している。
作品リスト[編集]
単行本[編集]
●葬列︵2000年5月 角川書店 / 2003年5月 角川文庫︶ ●彼岸の奴隷︵2001年5月 角川書店 / 2004年5月 角川文庫︶ ●眩暈を愛して夢を見よ︵2001年8月 新潮社 / 2010年4月 角川文庫︶ ●まどろむベイビーキッス︵2002年9月 角川書店 / 2005年8月 角川文庫︶ ●撓田村事件 ―iの遠近法的倒錯︵2002年10月 新潮社 / 2006年1月 新潮文庫︶ ●ぼくらはみんな閉じている︵2003年5月 新潮社︶ ●収録作品‥点滴 / スマイル・フォー・ミー / 陽炎 / ぼくらはみんな閉じている / 視線の快楽 / 好き好き大好き / 胡鬼板心中 / かっくん / 乳房男 ●狗︵2004年7月 早川書房 ハヤカワ・ミステリワールド︶ ●収録作品‥蝋燭遊戯 / 老人と膿 / You裡 / 代償 / 夢の報酬 ●あなたまにあ︵2004年10月 実業之日本社︶ ●収録作品‥蝦蟆蛙 / 聖夜 / 春巻 / 壁紙 / 諧謔の屍 / 蘆薈 / あなたまにあ ●ロマンティスト狂い咲き︵2005年7月 早川書房 ハヤカワ・ミステリワールド︶ ●イヴの夜︵2006年10月 光文社 / 2008年11月 光文社文庫︶ ●この指とまれ GONBEN︵2007年9月 実業之日本社︶ ●︻改題︼ゴンベン︵2012年12月 実業之日本社文庫︶ ●純情期︵2008年8月 徳間書店︶アンソロジー[編集]
﹁﹂内が小川勝己の作品- 金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲(2002年6月 角川書店 / 2012年11月 角川文庫)「愛の遠近法的倒錯」
- ザ・ベストミステリーズ 2004 推理小説年鑑(2004年7月 講談社)「胡鬼板心中」
- 【分冊・改題】孤独な交響曲 ミステリー傑作選(2007年4月 講談社文庫)