山野勝
山野 勝︵やまの まさる、1943年 - ︶は、日本の編集者、坂道研究家。講談社顧問、日本坂道学会会長。広島県呉市出身[1][2]。
来歴[編集]
広島県呉市で生まれ、2歳から山口県柳井市で、小学校1年から東京都で育つ[1]。早稲田大学政治経済学部新聞学科を卒業後、報知新聞社に入社し、その後講談社に入社する。﹁週刊ヤングマガジン﹂編集長、常務取締役、講談社コミッククリエイト代表取締役社長を歴任後、フリーへ転身。﹁週刊ヤングマガジン﹂編集長時代には﹃AKIRA﹄、﹃ビー・バップ・ハイスクール﹄などを世に出した[1]。 歩けば東京が分かるだろうと、45歳頃から坂の魅力に目覚め、2年半かけ、名前のある約640の坂を﹁踏襲﹂[1][3]。2000年に居酒屋で偶然会ったタモリと2人で坂道愛好家の会、日本坂道学会を設立した[1][2]。朝日新聞で2003年3月から2006年9月まで﹁江戸の坂 歴史散歩﹂を連載[2]。2004年には﹁タモリのTOKYO坂道美学入門﹂の作成に協力するなど、江戸の坂の魅力を著書で伝え、現在に至る﹁古地図ブーム﹂﹁坂道ブーム﹂の火付け役となった[1][4]。 現在はカルチャーセンター等で﹁坂道講座﹂の講師を務めている[1]。 2022年9月、﹁日本坂道学会﹂の公式オンライン講座として﹁日本坂道学会・山野勝のお江戸坂道・歴史散歩﹂︵DMMオンラインサロン︶を開講。これまでカルチャースクールなどで培った坂道の魅力を広めることを目的に、全国どこにいても歴史散歩のコース=お江戸坂道を歩いているような、見て楽しく学びになるコンテンツを提供している。著書[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
- 『江戸の坂—東京・歴史散歩ガイド』著者紹介ページ。