島泰三
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島 泰三 | |
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生誕 |
1946年(77 - 78歳) 山口県下関市 |
国籍 | 日本 |
研究機関 | 日本野生生物研究センター(創設者[1]) |
出身校 | 東京大学理学部 |
プロジェクト:人物伝 |
島 泰三︵しま たいぞう、1946年 - ︶は、日本の動物学者、類人猿学者。
経歴[編集]
山口県下関市[2]出身。自身の著書では生家は鮮魚商で、店は彦島にあったと記している[3]。山口県立下関西高等学校を経て東京大学に進学[4]。理学部人類学教室に在籍。学生運動に関わり、1968年の佐世保エンタープライズ寄港阻止闘争に参加している[5]。1969年の東大安田講堂事件に際しては、学部生の﹁本郷学生隊長﹂として参加。逮捕されて懲役2年の判決を受ける[4]。京都大学で理学博士号を取得[4]。 霊長類の研究を専門とし、﹁房総自然博物館﹂︵野生のニホンザル研究のために千葉県内に設けられた施設︶2代目館長や雑誌﹃にほんざる﹄編集長などを歴任[4]。2002年以来、NGO日本アイアイ・ファンド代表としてマダガスカル北西部の﹁アンジアマンギラーナ監視森林﹂を保護・観察している。アイアイの保護に関する功績によりマダガスカル国第5等勲位シュヴァリエを受けている[6]。 2005年に、参加した学生側の視点から東大紛争を記述した﹃安田講堂 1968 - 1969﹄を刊行した。著書[編集]
●﹃どくとるアイアイと謎の島マダガスカル﹄八月書館、1997年 ●﹃アイアイの謎﹄どうぶつ社、2002年 ●﹃親指はなぜ太いのか 直立二足歩行の起原に迫る﹄中央公論新社<中公新書>、2003年 ●﹃サルの社会とヒトの社会 子殺しを防ぐ社会構造﹄大修館書店、2004年 ●﹃はだかの起原 不適者は生きのびる﹄木楽舎、2004年 ●﹃安田講堂1968-1969﹄中央公論新社<中公新書>、2005年 ●﹃マダガスカル アイアイのすむ島﹄草思社、2006年 ●﹃人はなぜ立ったのか?アイアイが教えてくれた人類の謎﹄学習研究社、2007年 ●﹃孫の力 誰もしたことのない観察の記録﹄中央公論新社<中公新書>、2010年 ●﹃決定版日本水族館紀行﹄︵写真・阿部雄介︶木楽舎、2013年 ●﹃なぞのサル アイアイ﹄︵絵・笹原富美代︶ 福音館書店<たくさんのふしぎ傑作集>、2014年 ●﹃ヒト 異端のサルの1億年﹄中央公論新社<中公新書>、2016年 ●﹃ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ﹄講談社<講談社選書メチエ>、2019年 ●﹃魚食の人類史 出アフリカから日本列島へ﹄NHK出版、2020年共著[編集]
- 『戦う動物園 旭山動物園と到津の森公園の物語』(小菅正夫・岩野俊郎著・編)中央公論新社<中公新書>、2006年
- 『腰・肩・ひざは「ねじって」治す 魔法のリセット・トレーニング』(山内英雄との共著)中央公論新社<中公新書ラクレ>、2014年
- 『腰・肩・ひざは「ふたりで」治す 魔法のリセット・整体』(山内英雄との共著) 中央公論新社<中公新書ラクレ>、2015年
脚注[編集]
関連項目[編集]
- アクア説 - 批判的意見を著書に記している。