崎戸商船
ファンネル (みしま) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒857-0877 長崎県佐世保市万津町7番3号 |
設立 | 1961年3月27日 |
法人番号 | 2310001005477 |
資本金 | 1,000万円 |
崎戸商船株式会社︵さきとしょうせん︶は、長崎県佐世保市に本社のある海運会社である。佐世保市と西海市、新上五島町を連絡する定期航路を運航している。
概要[編集]
1961年︵昭和36年︶、当時の崎戸町と木原海運、九州商船によって設立され、崎戸町と木原海運の航路を譲受・統合の上、同年6月23日に運航を開始した[1]。 当初は、九州本土の佐世保港と、崎戸町︵現・西海市︶の中心・蛎浦島の崎戸港、離島である江島、平島を連絡する航路であったが、1969年︵昭和44年︶3月に上五島・中通島の有川町・友住港まで延航され[1]、現在の航路となった。2024年︵令和6年︶現在、佐世保以外の各港では唯一の定期航路であり、江島及び平島にあっては唯一の公共交通機関で、2島の生命線として人員・物資の輸送を行っている。 30年あまりの間、在来客船で運航されていたが、1995年︵平成7年︶に﹁フェリーみしま﹂が就航[2]し、フェリー化された。2019年︵令和元年︶にはバリアフリー対応の﹁みしま﹂が就航している。航路[編集]
●佐世保 - 崎戸 - 江島 - 平島 - 友住 距離71.7km[2]、所要時間3時間30分︵全区間︶ 一日一往復。2019年までは他に平島 - 友住間の区間便があった[2]。 崎戸 - 友住間は九州本土と上五島を結ぶ最短ルートとなっている。船舶[編集]
運航中の船舶[編集]
前方客室・バリアフリー対応席が見える
後方客室
車両甲板
過去の船舶[編集]
脚注[編集]
- ^ a b 『旅客船 : 機関誌』(200),日本旅客船協会,1997-05. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2811083 (参照 2024-04-08)
- ^ a b c フェリー・旅客船ガイド 2006春季号 P.398 (日刊海事通信社 2006)
- ^ “崎戸商船(みしま)”. 西海市. 2022年8月31日閲覧。
- ^ “建造実績”. 前畑造船株式会社. 2022年8月31日閲覧。
- ^ a b 『日本旅客船船名録』昭和39年版,日本旅客船協会,1964. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2504820 (参照 2023-03-15)
- ^ 『旅客定期不定期航路事業現況表』昭和35年8月1日現在,運輸省海運局定期船課,[1961]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2494226 (参照 2024-04-10)
- ^ a b 『旅客定期・不定期自動車航送貨物定期航路事業現況表』昭和43年8月1日現在,運輸省海運局定期船課,[1968]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2523860 (参照 2023-03-15)
- ^ 『旅客定期・不定期自動車航送貨物定期航路事業現況表』昭和46年4月1日現在,運輸省海運局定期船課,[1971]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12065734 (参照 2024-04-09)
- ^ 『旅客定期・不定期自動車航送貨物定期航路事業現況表』昭和54年4月1日現在,運輸省海運局定期船課,[1979]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12065642 (参照 2024-04-08)
- ^ 日本船舶明細書 1993 (日本海運集会所 1992)
- ^ 世界の艦船別冊 日本のカーフェリー -その揺籃から今日まで- P.271 (海人社 2009)
関連項目[編集]
- 西海沿岸商船 - 同様の経緯を経て、佐世保港と西彼杵半島の外海側・島嶼を結ぶ航路を運営する同業他社。本社は同じビルに同居する。
- 九州商船 - かつてこの航路を運航し、現在も佐世保港と新上五島町を結ぶ航路を運営する同業他社。
外部リンク[編集]
- 西海市 - 崎戸商船(みしま)
- 佐世保旅客船協会 - 崎戸商船
- 2024年現在、会社による公式サイトは存在せず、時刻・運賃等は西海市及び旅客船協会のサイトで案内されている。