村田保定
村田 保定︵むらた やすさだ、1897年︵明治30年︶6月29日[1] - 1976年︵昭和51年︶11月6日[1][2]︶は、大正・昭和期の弁護士・政治家・華族。貴族院男爵議員。旧姓・安場、旧名・道俊[1]。
経歴[編集]
実業家・安場末喜の三男として生まれる。1921年︵大正10年︶3月、京都帝国大学法学部法律学科を卒業した[2][3][4]。同年、明治銀行に入行し、日本勧業銀行に転じ同青森支店主事、同本店支店課勤務を務めた[2][3]。妻子を伴い、男爵・村田綱太郎︵村田経芳長男︶の死跡を相続し[1][3][5][6]、1929年︵昭和4年︶4月15日、男爵を襲爵した[1][3][7]。その後、第一弁護士会所属弁護士となった[2][3]。 1939年︵昭和14年︶7月10日、貴族院男爵議員に選出され[8][9]、公正会に所属して1947年︵昭和22年︶5月2日の貴族院廃止まで1期在任した[2]。その他、司法省委員を務めた[2]。親族[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h 『平成新修旧華族家系大成 下巻』716-717頁。
- ^ a b c d e f 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』86頁。
- ^ a b c d e 『人事興信録 第14版 下』ム33頁。
- ^ 「安場保定」『京都帝国大学一覧 自大正9年 至大正11年』京都帝国大学、1921年、367頁。
- ^ 安場保健『人事興信録 10版(昭和9年) 下卷』
- ^ 村田保定『人事興信録 10版(昭和9年) 下卷』
- ^ 『官報』第686号、昭和4年4月16日。
- ^ 『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、48頁。
- ^ 『官報』第3758号、昭和14年7月17日。
- ^ 小笠原英雄『人事興信録 10版(昭和9年) 上卷』
参考文献[編集]
- 人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
- 『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 下巻』霞会館、1996年。
| 日本の爵位 | ||
|---|---|---|
| 先代 村田綱太郎 |
男爵 村田（経芳）家第3代 1929年 - 1947年 |
次代 華族制度廃止 |
