松井健
人物情報 | |
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生誕 |
1949年6月17日 日本大阪府大阪市 |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 人類学 |
研究機関 | 京都大学人文科学研究所、神戸学院大学、東京大学東洋文化研究所 |
学位 | 理学博士 |
松井 健︵まつい たけし、1949年6月17日 - ︶は、日本の人類学者。東京大学名誉教授。
経歴[編集]
1949年、大阪府大阪市生まれ[1]。1972年に京都大学理学部動物学科を卒業し、同大学院に進んだ。1976年、同大学院博士課程中退。同年、京都大学人文科学研究所助手に採用された。1983年に神戸学院大学教養部助教授となる。1991年に教授昇進。1992年からは東京大学東洋文化研究所助教授、1994年に教授昇進[2]。2015年、東京大学東洋文化研究所を定年退任し名誉教授。 1980年﹁琉球諸島における貝類のエスノ・サイエンスと民俗分類﹂で京都大学より理学博士の学位を取得。受賞・栄典[編集]
●1984年‥渋沢敬三賞を受賞。研究内容・業績[編集]
●専門は人類学から見た自然の問題、民族誌記述の方法論︵認識人類学︶である。 ●特に琉球列島と西南アジアをフィールドとして民族誌の調査を行っており、近年は地域文化と工芸︵民藝運動︶についての著作が多い。著書[編集]
●﹃パシュトゥン遊牧民の牧畜生活 北東アフガニスタンにおけるドゥラニ系パシュトゥン族調査報告﹄京都大学人文科学研究所 1980 ●﹃自然認識の人類学﹄どうぶつ社︵自然誌選書︶1983 ●﹃セミ・ドメスティケイション 農耕と遊牧の起源再考﹄海鳴社 1989 ●﹃琉球のニュー・エスノグラフィー﹄人文書院︵神戸学院大学教養部人間科学研究叢書︶1989 ●﹃認識人類学論攷﹄昭和堂 1991 ●﹃自然の文化人類学﹄東京大学出版会 1997 ●﹃文化学の脱=構築 琉球弧からの視座﹄榕樹書林︵琉球弧叢書︶1998 ●﹃西南アジア遊牧民族記﹄歴史民俗博物館振興会︵歴博ブックレット︶2000 ●﹃遊牧という文化 移動の生活戦略﹄吉川弘文館︵歴史文化ライブラリー︶2001 ●﹃柳宗悦と民藝の現在﹄吉川弘文館︵歴史文化ライブラリー︶2005 ●﹃西南アジアの砂漠文化 生業のエートスから争乱の現在へ﹄人文書院︵東京大学東洋文化研究所研究報告︶2011 ●﹃民藝の擁護 基点としての︿柳宗悦﹀﹄里文出版 2014 ●﹃金城次郎とヤチムン 民藝を生きた沖縄の陶工﹄榕樹書林︵がじゅまるブックス︶2016 ●﹃民藝の機微 美の生まれるところ﹄里文出版 2019共著編[編集]
●自然観の人類学 榕樹書林 2000.9 ●核としての周辺 京都大学学術出版会 2002.8 (講座・生態人類学) ●開発と環境の文化学 沖縄地域社会変動の諸契機 榕樹書林 2002.12 ●沖縄列島 シマの自然と伝統のゆくえ 東京大学出版会 2004.3 (島の生活世界と開発) ●生活世界からみる新たな人間-環境系 大塚柳太郎,篠原徹共編 東京大学出版会 2004.5 (島の生活世界と開発) ●中東 堀内正樹共編 明石書店 2006.1 (講座世界の先住民族) ●自然の資源化 弘文堂 2007.12 (資源人類学) ●グローバリゼーションと﹁生きる世界﹂―生業からみた人類学的現在 名和克郎、野林厚志共編 昭和堂 2011脚注[編集]
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.343
- ^ 東洋文化研究所(松井)
参考文献[編集]
- J-GLOBAL