松阪木綿
松阪木綿︵まつさかもめん︶は、三重県松阪市周辺で生産される木綿。染色の方法は藍染めが基本で[1]、多様な藍色の縞模様が特徴である[2]。三重県指定伝統工芸品[3]。
江戸時代には伊勢木綿、勢州木綿と呼ばれており[1]、江戸の人口が100万人といわれる中で年間50数万反を売り上げるほどの人気を誇った[1]。伊勢木綿のなかでも、縞柄のものは﹁松坂縞﹂と呼ばれて重宝された[1]。松阪縞のルーツは、安南国の交趾で織られていた﹁柳条布﹂と言われる[4]。
三重県民手帳の表装にも採用されている[3]。