松風軒栄楽
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松風軒 栄楽︵しょうふうけん えいらく︶は、浪曲の名跡。
亭号は松尾芭蕉の﹁松風や軒をめぐつて秋暮れぬ﹂の句に由来する。
初代[編集]
松風軒栄楽︵1893年9月26日 - 1980年3月31日︶本名、松内富弥。 東京の生まれ、父である宝集舎栄楽の門人。元は栄嬉という、爵位を持つ金子堅太郎から松風軒という亭号を贈られて、松風軒栄楽となった。 1958年の東京帝国劇場の口演を最後に芸界から去った。﹁国定忠治﹂等を得意とした。2代目[編集]
松風軒栄楽︵1917年2月20日 - 2001年11月6日︶本名、増本孝衛。 長崎県南松浦郡の生まれ、1930年に巡業中の初代に入門し栄坊、1935年に来阪し栄鳳と改名。1958年に梅田コマ劇場で2代目を襲名。 ﹁乃木大将﹂﹁青山殺人事件﹂﹁原敬の友情﹂等を得意とした。2001年に肺炎で死去。 弟子には松風軒栄花、栄美、栄竜ら。参考文献[編集]
- 「現代上方演芸人名鑑」(1980年、少年社)
- 大西信行編、正岡容著『日本浪曲史』岩波書店、2009年8月26日。p.222