棒針編み
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棒針編み︵ぼうばりあみ︶は編み物の技法の一種。棒針︵編み棒︶と呼ばれる直径2~30ミリ、長さ30センチメートルほどの先がとがった2本の棒で糸をあやつり、編み目を作る。主にセーターやマフラーなどの毛糸を使った衣類を作る時に使用される技法で、広く平たい面を作成するのに向いた編み方である。
棒針︵編み棒︶。片側だけがとがっているタイプ
両端がとがっているタイプ
棒針は主に竹、プラスティック樹脂、金属などで作成されており、2本または4、5本で1セットである。片側だけがとがっているタイプと両端がとがっているタイプがあり、使い勝手や作るもののサイズを考慮して、長さ30cm程度のものが多い。日本では竹製が一般的だが、クルミや紫檀などの木材を使用したものもある。金属製は主に強度や滑りが欲しい時、糸から針への色移りを防ぎたい時などに用いられる。二本針は1段ごと往復で編むときに使用する。編んだものが棒から滑り落ちないよう、玉付きのものを使ったり、針先にキャップを付けたりすることもある。4本針・5本針は、手袋や靴下など、とじはぎをせず輪に編みたい場合に使用する。﹁輪針﹂と呼ばれる、柔軟性があるビニールなどのチューブの両端に針先がついている針もある。一般には4本針・5本針と同じ用途に使用され、﹁輪編み﹂という円筒状の編地を作るために用いられるが、ショールなどの普通の棒針では収まらない長さのものを編む際や、針の部分が短く携帯性が良いため、2本針の代わりに使用する人もいる。
棒針の規格は各国で異なるが、日本の規格では、号数が大きくなると太くなる。0号から15号まであるが、それ以上の太さの針はジャンボ針といわれる、mm表示サイズのものになる。
●0号︵2.1mm︶
●1号︵2.4mm︶
●2号︵2.7mm︶
●3号︵3.0mm︶
●4号︵3.3mm︶
●5号︵3.6mm︶
●6号︵3.9mm︶
●7号︵4.2mm︶
●8号︵4.5mm︶
●9号︵4.8mm︶
●10号︵5.1mm︶
●11号︵5.4mm︶
●12号︵5.7mm︶
●13号︵6.0mm︶
●14号︵6.3mm︶
●15号︵6.6mm︶
●ジャンボ7ミリ︵7.0mm︶
●ジャンボ8ミリ︵8.0mm︶
●ジャンボ10ミリ︵10.0mm︶
●ジャンボ12ミリ︵12.0mm︶