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楽園 (宗教)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヤン・ブリューゲルによる「楽園」

: paradise調


[]











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 paradise  pairi.daêza-  parádeisos (παράδεισος) paradisus paradis  pairi- + -diz[1][2] raj 使 pardeis 

56 pardesu partetas  parádeisos  pardaysa 

 pardes (פרדס) 4:132:52:831 parádeisos  pardes  ganparadise  فردوس (firdaws) 

 pālīz  jālīz  Zaun town garden garðr' gard

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 pardes 4:132:52:8 2

殿2:728:13303

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使[ 1]

23:43 - 

12:4 - 3

2:7 - 2:8 

2Against Heresies[3]

[4]

23:43 [5][6][7]2Curetonian gospelSyriac sinaitics2

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イスラム教[編集]

クルアーンにおいて、楽園は jannah (庭園)と呼ばれ、なかでも最高位のものは firdaus と呼ばれる。アヴェスターにおけるものと同じ語源を持つこの言葉は、死後の最高の場所を表すために「天」(heaven) の代わりに用いられる。イスラム教において天とは世界、ないしは空のことである。

その他の宗教・神話の「楽園」[編集]

楽園の名称 宗教/神話 備考、概要
アアル エジプト神話 「アアルの野」「エジプトのの原野」とも呼称される。オシリスが支配する楽園。
アヴァロン アーサー王伝説 アーサー王が最期を迎えた地とされる。
アルカディア ギリシア神話 ギリシャに実在する地名。牧人の楽園とされ、後に理想郷の代名詞となった。
エーリュシオン ギリシア神話 神に愛されし英雄の魂が住む地。
幸福諸島英語版 ギリシア神話の英雄が住むとされる伝説上の島。大西洋に位置するとされる。
極楽 仏教 阿弥陀仏浄土。「幸福のあるところ」を意味する。
タモアンチャン アステカ神話 泉や川、森、資源に満ちた、神々が住む地。
ティル・ナ・ノーグ ケルト神話 トゥアハ・デ・ダナーンが戦いに敗れて移り住んだとされる地。
常世の国 日本神話 海の彼方にあるとされる異世界。死後の世界とも、理想郷ともされる。
ニライカナイ 沖縄奄美群島 東の海の彼方、あるいは海底、地底にあるとされる。人の魂はここから来て、死後再びここへ帰る。
ヘスペリデスの園 ギリシア神話 ヘーラー黄金の林檎の木が植えられている。
マグ・メル ケルト神話 「喜びの島」を意味する死者の国。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 福音派系で用いられる新改訳聖書では「パラダイス」と片仮名表記されている。

出典[編集]

  1. ^ Online Etymology Dictionary
  2. ^ New Oxford American dictionary
  3. ^ Church fathers: De Principiis (Book II) Origen, newadvent.org
  4. ^ Jean Delumeau (1995). History of paradise. University of Illinois Press. pp. 29–. ISBN 978-0-252-06880-5. https://books.google.co.jp/books?id=ubJDLvEV0vEC&pg=PA29&redir_esc=y&hl=ja 2013年4月3日閲覧。 
  5. ^ http://www.biblegateway.com/passage/?search=Luke+23&version=NIV
  6. ^ “ルカ23:42--43”. 聖書 (新共同訳、旧約聖書続編つき ed.). 日本聖書協会. (1995). pp. 80. ISBN 978-4-8202-1202-7 
  7. ^ A. W. Zwiep (1997). The Ascension of the Messiah in Lukan Christology /. BRILL. pp. 150–. ISBN 978-90-04-10897-4. https://books.google.co.jp/books?id=QIW7JywiBhIC&pg=PA150&redir_esc=y&hl=ja 2013年4月3日閲覧。 

関連項目[編集]