出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エピソード[編集]
●1973年以来一貫し作品翻訳を行ったアーサー・ヘイリーとは、来日時には会見するなど交流があった。ヘイリーは2004年に逝去[3]、最後の作品﹁殺人課刑事﹂も生前に訳し見送る形となった。
●ジェフリー・アーチャーも1976年の作家デビュー以来、一貫し小説作品[4]の翻訳全てを手がけ深い交流がある。2009年6月刊のアーチャーの﹁誇りと復讐﹂訳が、同月に亡くなった永井自身の最後の仕事となった。
●永井没後のアーチャー作品の翻訳刊行は、戸田裕之が引き継ぐ形で﹁遥かなる未踏峰﹂︵2011年1月︶以降一貫して行っている。なお永井訳のアーチャー作品は、処女作﹁百万ドルをとり返せ!﹂、代表作﹁ケインとアベル﹂︵2019年現在︶のみが現行版。
●趣味はゴルフで、1992年頃からほぼ毎年同業の小鷹信光たちとゴルフツアーで英国やアイルランドに行き本格的だった。ゴルフ関係書の翻訳も手がけており、ゴルフ紀行も著書出版している。
●﹃リンクスランドより イギリス・アイルランド・ゴルフ通信﹄東京書籍 2004
●﹃運命の宝石﹄︵コーネル・ウールリッチ、早川書房︶ 1961
●﹃悪魔とベン・フランクリン﹄︵シオドア・マシスン、早川書房︶ 1962
●﹃殺しあい﹄︵ドナルド・E・ウェストレイク、早川書房︶ 1963、のち文庫
●﹃地下室のメロディー﹄︵ジョン・トリニアン、早川書房︶ 1963
●﹃逃げる男のバラード﹄︵シェリイ・スミス、早川書房、世界ミステリシリーズ︶ 1963
●﹃日曜日には鼠を殺せ﹄︵エメリック・プレスバーガー、早川書房︶ 1964
●﹃新聞裁判 シェパード殺人事件﹄︵ポール・ホームズ、早川書房︶ 1965
●﹃嘲笑う男﹄︵レイ・ラッセル、早川書房、異色作家短篇集15︶ 1965 、のち再刊 2006
●﹃007号 / ジェイムズ・ボンド白書﹄︵キングズリイ・エイミス、早川書房︶ 1966
●﹃最後の100日 ヨーロッパ戦線の終幕﹄︵ジョン・トーランド、早川書房︶ 1966、のち文庫
●﹃裸のランナー﹄︵フランシス・クリフォード、早川書房︶ 1967
●﹃海底のスペイン金貨 フロリダ沖アクアラング作戦﹄︵キップ・ワグナー/L.B.テイラーJr, 集英社︶ 1967、のち改題﹃海底の黄金﹄︵角川文庫︶
●﹃動物救出作戦﹄︵ジョン・ウォルシュ,ロバート・ギャノン、毎日新聞社︶ 1967
●﹃果てしなき無限の鏡﹄︵リチャード・コンドン、早川書房︶ 1967
●﹃金星の大海賊﹄︵E.R.バローズ、角川文庫︶ 1968
●﹃007号 / 孫大佐﹄︵ロバート・マーカム、早川書房︶ 1968、のち文庫
●﹃寝室に棲む亡妻﹄︵キャサリン・ターニイ、徳間書店︶ 1968
●﹃角笛の音の響くとき﹄︵サーバン、早川書房︶ 1968
●﹃宇宙のウィリーズ﹄︵エリック・フランク・ラッセル、創元推理文庫︶ 1968
●﹃ヒトラー強盗美術館﹄︵デヴィッド・ロクサン/ケン・ウォンストール、日刊ペン社︶ 1968
●﹃マイラ﹄︵ゴア・ヴィダール、早川書房︶ 1969
●﹃シャドウボクサー﹄︵ノエル・ベーン、早川書房︶ 1969
●﹃ザルツブルグ・コネクション﹄︵マッキネス、筑摩書房︶ 1969、のち角川文庫
●﹃金星の死者の国﹄︵E・R・バローズ、角川文庫︶ 1969
●﹃夢みる宝石﹄︵シオドア・スタージョン、早川書房、世界SF全集︶ 1969、のち文庫
●﹃プリズナー﹄︵トーマス・M・ディッシュ、早川書房︶ 1969、のち文庫
●﹃ガス状生物ギズモ﹄︵マレー・ラインスター、創元推理文庫︶ 1969
●﹃アドルフ・ヒトラー﹄︵ルイス・スナイダー、角川文庫︶ 1970
●﹃孤独の時刻﹄︵フランシス・クリフォード、早川書房︶ 1970
●﹃永遠へのパスポート﹄︵J・G・バラード、創元推理文庫︶ 1970
●﹃ラブ・マシーン﹄︵ジャクリーヌ・スーザン、常盤新平共訳、新潮社︶ 1971
●﹃危険な夏﹄︵ヘミングウェイ、角川文庫︶ 1971、復刊1990
●﹃葦舟ラー号航海記﹄︵トール・ヘイエルダール、草思社︶ 1971
●﹃カリブ海の秘密﹄︵アガサ・クリスティー、早川書房︶ 1971、のち文庫
●﹃諜報作戦 / D13峰登頂﹄︵アンドルー・ガーヴ、創元推理文庫︶ 1971
●﹃マルクス兄弟のおかしな世界﹄︵ポール・D・ジンマーマン他、中原弓彦共訳、晶文社︶ 1972
●﹃スペインに死す﹄︵ウィリアム・ヘリック、角川書店︶ 1972
●﹃フランクフルトへの乗客﹄︵アガサ・クリスティー、早川書房、世界ミステリ全集︶ 1972、のち文庫
●﹃放浪惑星﹄︵フリッツ・ライバー、創元推理文庫︶ 1973
●﹃目的地アルファ・ケンタウリ﹄︵A・E・ヴァン・ヴォークト、創元推理文庫︶ 1973
●﹃ビートルズの不思議な旅﹄︵ピーター・マッケイブ/ロバート・D・ショーンフェルド、深町真理子共訳、草思社︶ 1973
●﹃野獣死すべし﹄︵ニコラス・ブレイク、早川書房、世界ミステリ全集︶ 1973、のち文庫
●﹃生存者 アンデス山中の70日﹄︵P・P・リード、平凡社︶ 1974、のち新潮文庫
●﹃いくたびか美しく燃え﹄︵ジャクリーヌ・スーザン、新潮社︶ 1974、のち文庫
●﹃惑星売ります﹄︵ヴァン・ヴォークト & メイン・ハル、創元推理文庫︶ 1974
●﹃ノイローゼになった犬﹄︵スティーヴン・ベイカー、晶文社︶ 1975
●﹃殺人者﹄︵コリン・ウイルスン、早川書房︶ 1975
●﹃マラガからの秘密指令﹄︵ヘレン・マッキネス、角川書店︶ 1975
●﹃九マイルは遠すぎる﹄︵ハリイ・ケメルマン、深町真理子共訳、早川ミステリ文庫︶ 1976
●﹃親善野球に来たスパイ﹄︵L.カウフマン,B.フィッツジェラルド,T.シーウェル、平凡社︶ 1976
●﹃コロンブス 不可能を征服した男﹄︵フェリペ・フェルナンデス=アルメスト、草思社︶ 1977
●﹃フォーチュン氏の事件簿﹄︵H.C.ベイリー、創元推理文庫︶ 1977
●﹃アドルフ・ヒトラー﹄全2巻︵ジョン・トーランド、集英社︶ 1979、のち文庫 全4巻
●﹃シャドウボクサー ﹄︵ノエル・ベーン、早川文庫︶ 1980
●﹃メイド・イン・アメリカ﹄︵ピーター・マーズ、読売新聞社︶ 1981
●﹃イングリッド・バーグマン マイストーリー﹄︵アラン・バージェス、新潮社︶ 1982
●﹃甦った鷲たち﹄︵ジョゼフ・ディモーナ、新潮文庫︶ 1982
●﹃カー短編全集5﹄︵ディクスン・カー、宇野利泰共訳、創元推理文庫︶ 1983
●﹃ナイト・スカイ﹄︵クレア・フランシス 角川書店︶ 1986、のち文庫
●﹃ストライク・スリーで殺される﹄︵リチャード・ローゼン、早川ミステリ文庫︶ 1987
●﹃ボギー・マン﹄︵ジョージ・プリンプトン、東京書籍︶ 1989
●﹃誓約﹄︵ネルソン・デミル、文藝春秋︶ 1989、のち文庫
●﹃スパイだったスパイ小説家たち﹄︵アンソニー・マスターズ、新潮選書︶ 1990
●﹃全英オープン殺人事件﹄︵キース・マイルズ、徳間文庫︶ 1990
●﹃イギリスの釣り休暇﹄︵J・R・ハートリー、芦沢一洋共訳、早川書房︶ 1994
●﹃グレタ・ガルボ その愛と孤独﹄︵アントーニ・グロノヴィッツ、草思社︶ 1994
●﹃デイヴ・バリーのアメリカを笑う﹄︵デイヴ・バリー、集英社︶ 1995
●﹃衣裳戸棚の女﹄︵ピーター・アントニイ、創元推理文庫︶ 1996
●﹃いまの私﹄︵ローレン・バコール、文藝春秋︶ 1997
●﹃オードリー・ヘプバーン﹄︵バリー・パリス、集英社︶ 1998、のち改題文庫化﹃オードリー・ヘップバーン物語﹄
●﹃イチロー USA語録﹄︵デイヴィッド・シールズ編、戸田裕之共訳、集英社新書︶ 2001
●﹃父と子のゴルフ奮闘記 ゴルフは子供を育てる!﹄︵アンドリュー・シャンリー、集英社︶ 2001
●﹃ゴルフのすべて﹄︵ボビー・ジョーンズ、ゴルフダイジェスト社︶ 2002
●﹃ドライビング・レッスン﹄︵エド・マクベイン、ソニー・マガジンズ︶ 2002
●﹃ブルーベア﹄︵リン・スクーラー、集英社︶ 2003
アーサー・ヘイリー[編集]
●﹃自動車﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮社︶ 1973、のち文庫
●﹃最後の診断﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮文庫︶ 1975
●﹃マネーチェンジャーズ﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮社︶ 1976、のち文庫
●﹃エネルギー﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮社︶ 1979、のち文庫
●﹃権力者たち﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮文庫︶ 1979
●﹃ストロング・メディスン﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮社︶ 1985、のち文庫
●﹃ニュースキャスター﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮社︶ 1990、のち文庫
●﹃殺人課刑事﹄︵アーサー・ヘイリー、新潮社︶ 1998、のち文庫
スティーブン・キング[編集]
●﹃キャリー﹄︵スティーヴン・キング、新潮社︶ 1975、のち文庫
●﹃呪われた町﹄︵キング、集英社文庫︶ 1983
●﹃クージョ﹄︵スティーヴン・キング、新潮文庫︶ 1983
●﹃いかしたバンドのいる街で ナイトメアズ&ドリームスケープス1﹄︵スティーヴン・キング、白石朗共訳、文藝春秋︶ 2000、のち文庫
●﹃ヘッド・ダウン ナイトメアズ&ドリームスケープス2﹄︵スティーヴン・キング、文藝春秋︶ 2000
●﹃メイプル・ストリートの家﹄︵スティーヴン・キング、文春文庫︶ 2006
ジェフリー・アーチャー[編集]
●﹃百万ドルをとり返せ!﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1977、改版2011
●﹃大統領に知らせますか?﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1978、新版1987
●﹃ケインとアベル﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1981、改版2007
●﹃ロスノフスキ家の娘﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1983
●﹃めざせダウニング街10番地﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1985
●﹃ロシア皇帝の密約﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1986
●﹃十二本の毒矢﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1987
●﹃無罪と無実の間﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1988
●﹃十二の意外な結末﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1988
●﹃チェルシー・テラスへの道﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1991
●﹃ジェフリー・アーチャー 日本を糺す﹄︵ジェフリー・アーチャー、講談社︶ 1993
●﹃最後の特ダネ﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1993
●﹃盗まれた独立宣言﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1993
●﹃十二枚のだまし絵﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1994
●﹃メディア買収の野望﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1996
●﹃十一番目の戒律﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 1999
●﹃十四の嘘と真実﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 2001
●﹃運命の息子﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 2003
●﹃ゴッホは欺く﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 2007
●﹃プリズン・ストーリーズ﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 2008
●﹃誇りと復讐﹄︵ジェフリー・アーチャー、新潮文庫︶ 2009
W・P・キンセラ[編集]
●﹃シューレス・ジョー﹄︵W・P・キンセラ、文藝春秋︶ 1985、文春文庫 1989
●﹃アイオワ野球連盟﹄︵W.P.キンセラ、文藝春秋︶ 1987
●﹃野球引込線﹄︵W.P.キンセラ、文藝春秋︶ 1992
●﹃インディアン・ジョー フェンスポスト年代記﹄︵W.P.キンセラ、文藝春秋︶ 1995
ロアルド・ダール[編集]
●﹃来訪者﹄︵ロアルド・ダール、早川書房︶ 1976、のち文庫
●﹃飛行士たちの話﹄︵ロアルド・ダール、ハヤカワ文庫︶ 1981
●﹃少年﹄︵ロアルド・ダール、早川書房︶ 1989、のち文庫
●﹃単独飛行﹄︵ロアルド・ダール、早川書房︶ 1989、のち文庫
アート・バックウォルド[編集]
●﹃そしてだれも笑わなくなった﹄︵アート・バックウォルド、文藝春秋︶ 1980
●﹃だれがコロンブスを発見したか﹄︵アート・バックウォルド、文藝春秋︶ 1980
●﹃嘘だといってよ、ビリー﹄︵アート・バックウォルド、文藝春秋︶ 1982
●﹃ゴッドファザーは手持ち無沙汰﹄︵アート・バックウォルド、文藝春秋︶ 1984
●﹃二毛猫アーヴィングの失踪﹄︵アート・バックウォルド、文春文庫︶ 1987
●﹃コンピューターが故障です﹄︵アート・バックウォルド、文藝春秋︶ 1990
コナン・ドイル[編集]
●﹃失われた世界﹄︵コナン・ドイル、角川文庫︶ 1967
●﹃地球最後の日﹄︵コナン・ドイル、角川文庫︶ 1967
●﹃毒ガス帯 / 地球の叫び﹄︵コナン・ドイル、早川書房、世界SF全集︶ 1970
﹁反地球﹂シリーズ[編集]
●﹃ゴルの巨鳥戦士 反地球シリーズ1﹄︵ジョン・ノーマン、創元推理文庫︶ 1975
●﹃ゴルの無法者 反地球シリーズ2﹄︵ジョン・ノーマン、創元推理文庫︶ 1977
●﹃ゴルの神官王 反地球シリーズ3﹄︵ジョン・ノーマン、創元推理文庫︶ 1979