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株式会社沖縄ファミリーマート︵おきなわファミリーマート︶は、ファミリーマート︵コンビニエンスストアチェーン︶の、沖縄県を管轄する県内最大の事業者︵エリアフランチャイズ本部︶である。
沖縄県において、沖縄本島および周辺離島︵久米島・伊江島︶・先島地区︵宮古島・伊良部島・石垣島︶を含むほぼ全域に330店以上を出店する︵2023年7月現在︶。競合の大手コンビニ各社︵ローソン沖縄、セブン-イレブン︶が県内では沖縄本島または沖縄本島と橋で結ばれている離島への出店にとどまっている中、店舗数・売上高ともに県内では業界シェア1位を誇る。
1987年にセゾングループと協力関係にあったリウボウとファミリーマートの共同出資により設立される。現在はセゾングループとの提携は解消されているが、リウボウ傘下のリウボウストアではファミリーマートのプライベートブランドが展開されたり、リウボウストアと共同で出店したりなど、親会社であるリウボウグループとの連携が図られている。
エリア独自の商品開発に強く、2000年10月には全国のコンビニチェーンで初となる骨付きフライドチキンを発売。そのほか、塩おにぎりや挽きたてコーヒーなども同社が全国展開の先駆けである。また、2017年10月からは注文を受けてから店内の専用オーブンで調理する焼き立てピザを開始し、リニューアルを含めた新店舗での導入を進めている。2007年からは県内の大学生を対象にした"新定番商品の開発"から販売促進までの実践企画﹁学P沖縄リーグ﹂を開始した[注 2]。
設立から県土全域へ[編集]
セゾングループ︵旧・西武流通グループ︶の一員であった西友のCVS事業から独立して発足した株式会社ファミリーマートと、同じくセゾングループと協力関係[注 3]にあった株式会社リウボウの共同出資によって、1987年10月に沖縄ファミリーマートが設立された。同年12月に1号店となる﹁国場沖大前店﹂を那覇市国場に開業した[注 4]。2014年2月、大手コンビニチェーンとしては初進出となる石垣島への出店を果たす[5]。設立から10年を迎える1997年2月にはチェーン店舗数100店舗を達成した。
ココストアとの合併[編集]
2015年12月、ファミリーマート本部のココストア合併に伴い、県内のココストア店舗も一部を除きファミリーマートへ転換されることとなる。2016年11月末日をもって、宮古島の﹁宮古砂山店﹂と﹁宮古松原南店﹂が閉店し、日本全国で最後であったココストアの営業が終了した。県内におけるココストアの前身であるホットスパーの流れで複数出店していた石垣島や宮古島の離島域の転換が多かったために、店舗数は既存の258店から300店超へと増大[6]し、競合であるローソン沖縄と店舗数・カバー域において大きくリードすることとなった。なお、旧ココストアで名物であった﹁焼きたてパン﹂が、現在も一部の店舗で提供されている。
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