海野碧
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海野 碧︵うみの あお、1950年[1] -︶は、日本の小説家、推理作家、歌人。
経歴[編集]
長野県生まれ[1]。高校2年のときに長野県の短歌結社﹁白夜﹂に入会︵福岡智恵子名義︶、現在は幹部同人。専門学校卒業後、1971年、﹁眩暈﹂︵来島潤子名義︶で第14回女流新人賞︵中央公論社︶受賞。1976年、﹁海の幸﹂︵来島潤子名義︶が、第19回群像新人文学賞で受賞作の村上龍﹁限りなく透明に近いブルー﹂に次ぐ優秀作に選ばれた。その後、英語塾講師をしながら文芸誌﹃群像﹄で短編小説を数編発表。歌人としても﹁真昼の縊死﹂﹁水半球﹂の二冊の歌集を出した。 2006年、海野夕凪名義で応募した﹃水上のパッサカリア﹄で第10回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞する[2]。以降は海野碧名義で作品を発表している。作品リスト[編集]
- 水上のパッサカリア(2007年3月 光文社 / 2009年8月 光文社文庫)
- 迷宮のファンダンゴ(2007年10月 光文社 / 2010年3月 光文社文庫)
- 真夜中のフーガ(2008年10月 光文社 / 2011年5月 光文社文庫)
- アンダードッグ(2009年3月 実業之日本社 / 2012年2月 実業之日本社文庫)
- 篝火草(2010年11月 光文社 / 2013年4月 光文社文庫)
- 漆黒の象(2016年2月 光文社)
脚注[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 日刊ゲンダイ 第10回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞 海野碧氏に聞く - 『水上のパッサカリア』刊行時のインタビュー