矢口浄水場
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矢口浄水場 | |
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Yaguchi Purification Plant | |
所在地 | 東京都大田区古市町262.288の2番地 |
管理運営 | 東京都水道局 |
通水 | 1930年11月21日 |
廃止 | 1961年2月 |
処理方式 | 緩速ろ過 |
敷地面積 | 4,771.21m2 |
給水区域 | 大田区の一部 |
標高 | ろ過池満水面+6.150m、地盤高ポンプ場付近+4.360m |
矢口浄水場︵やぐちじょうすいじょう、英称 Yaguchi Purification Plant︶は、東京都大田区にあった東京都水道局の浄水場である。
概要[編集]
矢口水道株式会社の浄水場として1930年︵昭和5年︶10月に竣工した浄水場。 原水は多摩川の伏流水を取水して砂ろ過のうえ、ろ過水は大田区の一部に送水していた。沿革[編集]
●1929年3月7日 - 事業認可。 ●1929年9月2日 - 工事着手。 ●1930年10月 - 工事竣工。 ●1930年11月21日 - 通水。 ●1937年3月1日 - 東京市買収。 ●1960年2月13日 - 送水中止︵当分廃止︶。 ●1961年2月 - 公用廃止。特徴[編集]
集水埋渠 口径909mm、総深6,899mmの有孔鉄筋コンクリート集水埋渠1本を71,516m延長したものを用いている。 取水ポンプ 集水埋渠から原水を汲み上げるために最大揚水量1.5-1.6 m3/min、揚程11-12m、電動機出力5.6 kW︵7.5馬力︶の電直横軸渦巻ポンプ2台を用いている。ポンプは酉島製作所及び荏原製作所が製造、電動機は明電舎及び芝浦製作所が製造した。 ろ過池 総面積720m2、水深1,270mm、標準昼夜ろ速5.848mで3池あった。 配水池 総容量240m3、有効容量228.5m3、総水深5.576m、有効水深4.350mで1池あった。 高架水槽 総容量111.36m3、有効容量110.00m3、総水深6.934m、有効水深6.325m、総高24.534mで1基あった。 配水ポンプ 揚水量1.5-1.7 m3/min、揚程38-42.7m、電動機出力18.6 kW︵25馬力︶の電直横軸2段渦巻ポンプ1台及び電直横軸2段タービンポンプ2台を用いている。ポンプは酉島製作所及び荏原製作所が製造、電動機は明電舎が製造した。 塩素滅菌機 滅菌室に設置され、湿式壁掛真空式で最大注入能力0.3kg/hの塩素滅菌機を2台用いた。アクセス方法[編集]
●鉄道 ●東急多摩川線武蔵新田駅下車。徒歩10分。 ●東急多摩川線矢口渡駅下車。徒歩10分。座標: 北緯35度33分35.1秒 東経139度41分22.1秒 / 北緯35.559750度 東経139.689472度