秋山大
秋山 大︵あきやま ひろし、1906年3月8日 - 1946年11月24日︶は、宗教学者。大倉精神文化研究所研究員。日本宗教および宗教史、日本仏教美術史を研究。
父は秋山真之。稲生真履は外祖父。
来歴[編集]
日露戦争終結後の明治39年に、父・真之と母・すゑの長男として生まれる。父の影響で宗教研究の道に進む。曹洞宗大学︵今の駒澤大学︶で学ぶ︵聴講生のような身分で図書館を利用︶。1933年、大倉精神文化研究所に入所︵研究嘱託︶。仏教史学者の鷲尾順敬に師事。渡辺三男と共に鷲尾編纂の﹁日本仏家人名辞典﹂増訂版の手伝いをする。大倉精神文化研究所の同僚である神道学者の西田長男は、秋山を﹁仏教美術史専攻の俊秀、頭脳明晰、大和の古仏について専門的な知識や見方などを教えられた﹂と回想する。 1943年10月、大倉精神文化研究所を退所。1946年11月24日に逝去。享年40。墓所は鎌倉霊園の秋山家[1]である。 著書に﹁現世信仰の表現としての藥師造像 日本佛教信仰の原初形態に關する史的研究﹂﹁古代發見﹂など。後者には、父・真之に関するエピソードが収録されている[2]。著書[編集]
﹁国立国会図書館サーチ﹂を参照出典[編集]
- ^ 大倉精神文化研究所. “「秋山大と大倉精神文化研究所」星野大輔 2017.3”. 2020年10月24日閲覧。
- ^ sakanouenokumo.com. “「坂の上の雲」登場人物”. 2020年10月24日閲覧。