第二新国劇
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第二新国劇︵だいにしんこくげき︶とは、大正時代に存在した日本の剣劇劇団[1][2]。創立者は倉橋仙太郎。役者では原健策、大河内傳次郎、スタッフには社会運動家の難波英夫らがいた。新民衆劇一派、新民衆劇団、新民衆座とも呼ばれる。
﹁新民衆劇︵ピープルスドラマ︶﹂とは坪内逍遥が提唱する、劇を社会的に利用する演劇運動[3]。新民衆劇学校出版部の﹃新民衆劇脚本集. 第1編﹄の巻頭には、作家で﹃民衆劇論﹄の著者であるロマン・ロランの次のような文が引用されている。﹁惰弱なお上品に対抗して集合的生活を主張して一種族の更生を準備し且つ促進せんとする男性的の頑丈な芸術、この民衆劇に対する吾々の熱烈な信仰は吾々の青年時代の最も純潔な且つ最も健全な力の一つである﹂[4]