糸球体
糸球体︵しきゅうたい、英:Glomerulus︶は、脊椎動物の腎臓のネフロンでボーマン嚢に囲まれた毛細血管の塊であり、腎臓循環の輸入細動脈から血液が流れ込んでいる。大部分の毛細血管とは異なり、糸球体は小静脈ではなく輸出細動脈へ流れる。細動脈の抵抗は糸球体の血圧を上昇させ、ボーマン嚢の血液の限外濾過の過程を促進させる。
糸球体とその周囲のボーマン嚢とで腎小体︵マルピーギ小体︶を構成している。糸球体による血液の濾過率は糸球体濾過量︵GFR︶と呼ばれる。この測定値は、腎機能を決定するのに使われる。