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胆汁酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

bile acid2

[]

[]


P450

7-α-77α-


[]






1800 mg使20 g30 g91

[]

[]





[]


[1][2]


調[]


TGR51[3]調[4][5]

[]


便

[]


28

グリココール酸[編集]

抱合胆汁酸の1つであるグリココール酸。

グリココール酸(glycocholic acid) は、化学式がC26H43NO6、分子量が465.6のコール酸とグリシンの抱合胆汁酸である。生合成はコリルCoAとグリシンの反応で行われる。

タウロコール酸[編集]

抱合胆汁酸の1つであるタウロコール酸。

taurocholic acid) C26H45NO7S515.7CoA

[]


1


[]

A-D

5844ABCDD312βα

C-3β4C-7α

ABC-3α24C-3αC-7α23-α,7-α-5-β--24-5-βABC-243-α,7-α-5-β--24-11

7-α3-α[ 1]

3137-α2

316-α12-α312-α3-α,7-α,12-α--5-β--24-

212-αC-23


[]



二次胆汁酸[編集]

一次胆汁酸の一部は腸管で腸内細菌によって代謝を受け、その腸内細菌による代謝物は二次胆汁酸と言う。

生薬の成分[編集]

動物由来の生薬の中には、胆汁酸が主要成分である生薬も存在する。

熊胆[編集]

熊胆の主要成分はタウロウルソデオキシコール酸やコール酸である[6]。しかし、ワシントン条約による規制を受けるため[6]、入手が難しい。したがって、同一の薬効は得られないものの、熊胆に薬効を似せるべく、ウルソデオキシコール酸を単独で投与する場合も有る。

牛黄[編集]

牛黄の主要成分は、コール酸やデオキシコール酸である[7]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ リトコール酸の「リト」は石を意味する。肝臓で産生された胆汁酸を一次胆汁酸と呼び、腸内細菌の働きで構造が変化した胆汁酸を二次胆汁酸と呼ぶ。これゆえ、ケノデオキシコール酸は一次胆汁酸であり、リトコール酸は二次胆汁酸である。

出典[編集]

  1. ^ 岡野哲也 『殺菌と界面活性剤の話』、花王ハイジーンソリューション No.7、2004年7月発行 pp.24-25
  2. ^ 研究・開発:研究概要:乳酸菌の免疫賦活作用に関する研究』(カルピス)
  3. ^ “Bile acids induce energy expenditure by promoting intracellular thyroid hormone activation”. Nature 439 (7075): 484–489. (2006). doi:10.1038/nature04330. PMID 16400329. 
  4. ^ Entrez Gene: GPBAR1 G protein-coupled bile acid receptor 1 (NIH)
  5. ^ “Metabolism: bile acids heat things up”. Nature 439 (7075): 402–403. (2006). doi:10.1038/439402a. PMID 16437098. 
  6. ^ a b 日本薬学会(編集)『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100 ―含 漢方処方―』 p.66 東京化学同人 2004年3月10日発行 ISBN 978-4-8079-0590-4
  7. ^ 日本薬学会(編集)『薬学生・薬剤師のための知っておきたい生薬100 ―含 漢方処方―』 p.64 東京化学同人 2004年3月10日発行 ISBN 978-4-8079-0590-4