若い力 (国民体育大会歌)
若い力︵わかいちから︶は、国民歌の一種である。1947年︵昭和22年︶に石川県金沢市を中心として開催された第2回国民体育大会︵石川国体︶の際に﹁スポーツの歌﹂として制作された[1]。作曲は高田信一、作詞は佐伯孝夫。
石川国体の開催に際しては、同時に国民体育大会のマークが制定されている。
概要[編集]
国民体育大会での入場や大会旗の掲揚、運動会・体育祭で入場行進曲として使われることもある。また全国の学校で運動会のBGMに使用されることも多い。また、2020年8月10日から17日にかけて開催された2020年甲子園高校野球交流試合の開会式でも使われた。 通常は楽曲として歌唱または演奏されるが、石川県金沢市ではこの曲に合わせた﹁集団演技﹂が存在し、70年以上にわたりスポーツ文化の伝統として受け継がれている[1]。 この若い力の演技は、令和4年︵2022年︶3月に金沢市スポーツ遺産に認定された。この演技は、金沢市営陸上競技場で市内の小学6年生全てが一堂に会して行われる﹁金沢市立小学校連合体育大会﹂で披露されている。 金沢市スポーツ事業団が推進する﹁若い力プロジェクト﹂では、石川、富山、福井を中心に活躍している﹁ほくりくアイドル部﹂が﹁若い力﹂の曲に合わせて踊る動画が制作され、金沢市スポーツ事業団のYouTube公式チャンネルで公開されている[2]。レコード[編集]
いずれも作曲は高田信一、作詞は佐伯孝夫。
●﹁国体讃歌 / 若い力﹂ビクターレコード、規格品番‥AE-180
●編曲‥高田信一、演奏‥ビクター・オーケストラ
●A面は別曲の﹁国体讃歌﹂を収録。﹁若い力﹂はB面にインストゥルメンタルとして収録。初出のオリジナルSPレコードであるが、歌唱は録音されていない。
●﹁若い力﹂キングレコード、規格品番‥C255
●歌‥長門美保、秋元清一、キング・ヴォーカル・アンサンブル、演奏‥キング管弦楽団
●同曲の歌唱入りレコードとしては最古に属するSPレコード。
●﹁若い力﹂キングレコード、規格品番‥ES (H) - 56 (SF5393)
●編曲‥藤家虹二、歌‥友竹正則・真理ヨシコ
●B面は﹁若い力﹂のインストゥルメンタル︵行進曲︶︵編曲‥藤家虹二、演奏‥キング・オーケストラ︶ES︵H︶- 56︵SF5394︶で1971年の再録盤である。[要説明]
カバー[編集]
●デスマーチ艦隊の3枚目のアルバム﹃空にはとどろ。号砲の。﹄に収録されている。脚注[編集]
- ^ a b 若い力 ~金沢の伝統集団演技~ かなざわスポーツねっと、公益財団法人 金沢市スポーツ事業団
- ^ 若い力プロジェクト かなざわスポーツねっと、公益財団法人 金沢市スポーツ事業団
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 若い力 ~金沢の伝統集団演技~ -公益財団法人 金沢市スポーツ事業団
- 若い力プロジェクト - 公益財団法人 金沢市スポーツ事業団
- 若い力PV動画 ほくりくアイドル部バージョン(YouTube)
- 若い力 演技練習用動画(YouTube)
- 金沢市スポーツ遺産
- 「運動会でよく歌われる「若い力」の歌詞を知りたい。」(伊丹市立図書館 本館「ことば蔵」) - レファレンス協同データベース