茜色

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茜色
あかねいろ

 

16進表記 #B13546
RGB (177, 53, 70)
CMYK (25, 92, 69, 0)
マンセル値 -
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茜色(あかねいろ)とは、薬用・染料植物であるアカネの根で染めた沈んだ赤色のこと。暗赤色。夕暮れ時のの形容などに良く用いる。

アカネは根にアリザリン成分を含み、世界でも古代から利用された歴史の古い染料である。アカネを染料として得る色には他に、緋色があるが、こちらは鮮やかな赤色で茜色よりはるかに明るい。やや明るい茜色を英語ではマダー(madder:セイヨウアカネのこと)と呼ぶ。

日本では上代から既に染料として使用され、茜染の色合いから「紫」「日」などの枕詞として『万葉集』でおよそ11首詠まれている。

日本工業規格においては、JIS慣用色名の1つとして以下のようにマンセル値で色が定義されている。

茜色JIS慣用色名
  マンセル値 4R 3.5/11

色材と特性[編集]


使

使1997使[1]


近似色[編集]

  • 朱色
  • 緋色(スカーレット)
  • ワインレッド
  • えんじ色
  • 紅緋(べにひ)
  • 紅赤(べにあか)
  • 猩々緋(しょうじょうひ)
  • 今様(いまよういろ
  • 深緋(こきひ)
  • 紅色(べにいろ

脚注[編集]

  1. ^ 日本経済新聞2016年12月1日文化欄「日本茜 格別の赤染める◇室町時代に途絶えた古代技術 栽培から織機まで再現◇」