蝶形骨
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骨: 蝶形骨 | |
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頭蓋内での蝶形骨の位置 蝶形骨 | |
名称 | |
日本語 | 蝶形骨 |
英語 | sphenoid bone |
ラテン語 | os sphenoidale |
関連構造 | |
上位構造 | 頭蓋骨 |
画像 | |
アナトモグラフィー | 三次元CG |
関連情報 | |
MeSH | Sphenoid+Bone |
グレイ解剖学 | 書籍中の説明(英語) |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Rotation_sphenoid_bone.gif/150px-Rotation_sphenoid_bone.gif)
蝶形骨︵ちょうけいこつ、英: Sphenoid bone︶は、頭部の骨の一つである。
ヒトの成人の蝶形骨は1つの体と3対の突起︵大翼、小翼、翼状突起︶よりなる[1]。
体[編集]
後頭骨の底部の前方にあり、前方は鼻腔に達する。 内部は副鼻腔の一つである蝶形骨洞で占められている[1]。蝶形骨と連結する骨︵9種類14個︶[編集]
●鋤骨‥蝶鋤骨縫合 ●篩骨‥蝶篩骨縫合 蝶篩骨軟骨結合 ●前頭骨‥蝶前頭縫合 ●後頭骨‥蝶後頭軟骨結合 ●頭頂骨︵左右︶‥蝶頭頂縫合 ●側頭骨︵左右︶‥蝶鱗縫合 ●頬骨︵左右︶‥蝶頬骨縫合 ●口蓋骨︵左右︶‥ ●上顎骨︵左右︶‥蝶上顎縫合語源[編集]
昭和初期までは ラテン語: os sphenoidale の直訳で楔状骨と呼ばれていたが、 足根にも楔状骨と訳される部位があって紛らわしいため、 骨の形が蝶の形に見えることから、1944年に日本解剖学会﹃解剖学用語﹄において新しくこの用語が選定された [2]。 はじめは蝶骨とする案もあったが、今度はチョウコツという発音が腸骨と同音になるため、﹁形﹂の字が加えられたという [2]。 楔状骨の名は現在では足根骨にのみ用いられている︵なお、足根骨にある楔状骨の原語は ラテン語: os cuneiformise つまり直訳すれば﹁楔形文字骨﹂であって、ラテン語においてはそもそも同名ではなかった︶。脚注[編集]
参考文献[編集]
- 原著 森於菟 改訂 森富「骨学」『分担解剖学1』(第11版第20刷)金原出版、東京都文京区、2000年11月20日、19-172頁。ISBN 978-4-307-00341-4。
- Neil S. Norton著 前田健康監訳 ネッター頭頚部・口腔顎顔面の臨床解剖学アトラス 医歯薬出版株式会社 原著第1版 CHAPTER 2 骨学 25−68頁。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 蝶形骨 - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥