出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛騨荘川の里︵ひだしょうかわのさと︶は、岐阜県高山市にある博物館︵野外博物館︶。
敷地内には、岐阜県重要文化財指定建造物1棟、高山市文化財4棟が移築保存されている。これらの旧所在地は旧・大野郡荘川村である。
合掌造りの建物もある。世界遺産の白川郷、五箇山の合掌造りが切妻屋根が特徴であるが、旧・荘川村の合掌造りは寄棟式入母屋造が特徴である。
敷地内には民俗資料館、野外ステージもある。野外ステージは毎年秋に開催される﹁ひだ荘川新そば祭り﹂と﹁ひだ荘川ふるさと祭り﹂の会場になる。
敷地は庄川沿いに位置する。
主な建造物[編集]
県重要文化財
●旧三島家住宅
旧所在地は白川郷[1]一色村︵現・高山市荘川町一色︶。寄棟式入母屋合掌造り。建築当初は茅葺であったが、板葺、さらに瓦葺になっている。1763年︵宝暦13年︶建築。
高山市文化財
●旧宝蔵寺庫裏
旧所在地は白川郷新渕村︵現・高山市荘川町新渕︶。宝蔵寺の庫裏として建てられた寄棟式入母屋合掌造り︵茅葺︶。1809年︵文化6年︶建築。
●旧山下家住宅
旧所在地は白川郷新渕村︵現・高山市荘川町新渕︶。名主の家として建てられた切妻2階建て。1868年︵明治元年︶建築。
●旧木下家住宅
旧所在地は白川郷町屋村︵現・高山市荘川町町屋︶。寄棟式入母屋合掌造り。江戸時代末期の建築と推定されている。
●旧渡辺家住宅
旧所在地は白川郷野々俣村︵現・高山市荘川町野々俣︶。寄棟式入母屋合掌造り。江戸時代末期の建築と推定されている。
所在地[編集]
●岐阜県高山市荘川町新渕
営業時間・定休日・入場料[編集]
営業時間
●10:00~16:00 ︵4月~11月︶
定休日
●木曜日
●12月~3月の毎日
入場料
●大人 400円
●小人 200円
自動車
●東海北陸自動車道 荘川ICより約2km。
公共交通機関
●濃飛バス牧戸線﹁荘川の里﹂バス停下車。
●岐阜バス荘川八幡線﹁荘川の里﹂バス停下車。
(一)^ ここでの白川郷は、現在の大野郡白川村のことではなく、江戸時代の白川郷︵白川村と旧・荘川村を合わせた地域︶を指す。
外部リンク[編集]
●荘川の里
座標: 北緯36度2分8.5秒 東経136度57分8秒 / 北緯36.035694度 東経136.95222度 / 36.035694; 136.95222