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飯玉神社 (伊勢崎市堀口町)
飯玉神社︵いいだまじんじゃ︶は、保食神︵宇気母智命︶を祭神とする神社。
旧上野国︵群馬県︶、旧武蔵国︵埼玉県北部︶、旧信濃国︵長野県東部︶の地域に鎮座する。群馬県伊勢崎市堀口町四七二番地に鎮座する飯玉神社︵那波総社飯玉神社︶が先述の地域に鎮座する飯玉神社・飯福神社の総本宮である[1]。
中世鎌倉時代に当地域を領した那波氏が飯玉神社︵伊勢崎市堀口町鎮座︶を氏神とし、領有した地域に分霊を勧請したと推察される[誰によって?]。江戸時代には九十九社の分社が存在していたとされるが、明治時代に神社の統廃合が政府によって行われており、現存する神社数は減少しているが、伊勢崎神社︵伊勢崎市本町鎮座︶は旧飯福神社、倉賀野神社︵高崎市倉賀野町鎮座︶は旧飯玉神社であり、行政の流れの中で社名を変更した神社も存在する。上野国神名帳には国玉明神と掲載されており、主祭神はおそらく保食神との二柱と推察できる[1]。
なお、長野県北佐久郡御代田町にある飯玉神社は良質な水源を意味する﹁飯玉﹂が社名の由来で、祭神は猿田彦命である[2]。
関連項目[編集]