養浜
養浜︵ようひん︶は、露岩もしくは侵食傾向にある海岸線に砂を寄せて砂浜を造成すること。防災や観光地の維持保全の目的で行われる。
阿字ヶ浦海岸︵茨城県ひたちなか市︶で行われている砂の投入
皆生海岸︵鳥取県︶で行われている離岸堤による養浜
侵食傾向にない近隣の砂浜から移送するのが最も原始的かつ確実であるが、根本的な解決は潮の移動による侵食を抑えることが必要。日本では海岸線から直角方向の沖合に向かって消波ブロックを並べる突堤、または海岸線と並行に消波ブロックを並べる離岸堤が設置されることが多い。近年では天橋立や遠州灘において、海水と一緒に砂を吸い上げてパイプで移動させるサンドバイパスという手法も開発されている。