鮒佐

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株式会社鮒佐
Funasa Co., Ltd.

昭和63年(1988年)に建設された現店舗
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
111-0053
東京都台東区浅草橋2-1-9
設立 設立:昭和22年9月17日
創業:文久2年2月15日
業種 食料品
法人番号 9010501011809 ウィキデータを編集
事業内容 佃煮の製造及び販売
代表者 五代目 大野佐吉(代表取締役)
関係する人物 初代 大野佐吉
外部リンク http://www.funasa.com/
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大野 佐吉 (初代)[編集]

おおの さきち


大野 佐吉
生誕 天保2年(1831年
日本下総国葛飾郡九日市村(現 千葉県船橋市本町)
死没 明治39年(1906年)6月1日
国籍 日本の旗 日本
職業 実業家
配偶者 大野銀
父・大野與惣兵衛
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(明治10年から20年ごろに、深川仲町温泉場で佐吉が発起人となって開催した剣術試合の番付、西尾忠久『江戸・老舗さんぽ』誠文堂新光社、1982より)

  21831 - 39190661

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沿革[編集]

  • 1831年(天保2年): 下総国葛飾郡九日市村で初代 大野佐吉 誕生
  • 1850年代後半(嘉永年間): 初代 佐吉が江戸に上京、玄武館にて剣を習う
  • 1850年代後半(安政年間): 初代 佐吉が武士を辞め、鮒のすずめ焼きを商いとする 鮒屋佐吉と呼ばれる
  • 1850年代後半(安政年間): 初代 佐吉が佃島に漂着、雑魚の塩煮と出会う
  • 1862年(文久2年) 2月15日:初代 佐吉 浅草瓦町に鮒佐を創業
  • 1910年(明治43年):開之助 二代目 鮒屋佐吉継承(襲名は明治45年)
  • 1910年(明治43年)8月:東京下町大水害の影響により初めて牛蒡を佃煮として製造・販売する
  • 1912年(明治45年):開之助 二代目 大野佐吉を襲名
  • 1916年(大正5年):城 三代目 鮒屋佐吉継承(襲名は昭和41年)
  • 1923年(大正12年)9月1日:関東大震災により店舗焼失
  • 1923年(大正12年)11月:仮店舗にて営業再開
  • 1926年(大正15年):新店舗新築落成
  • 1938年(昭和13年):三代目佐吉 弟の大野金盛に本郷区湯島天神町で『池の端鮒佐分店』を開業させる
  • 1941年(昭和16年)8月15日:戦時物価統制令により休業
  • 1945年(昭和20年)3月10日:東京大空襲により本店・分店ともに店舗焼失
  • 1947年(昭和22年)4月1日 :創業地浅草橋で仮店舗にて営業再開
  • 1947年(昭和22年)9月17日 :株式会社 鮒佐を設立、
  • 1948年(昭和23年):大野金盛が浅草橋からのれん分け、日本橋室町に日本橋鮒佐を開業
  • 1953年(昭和28年):新店舗新築落成
  • 1954年(昭和29年)12月1日:三代目 佐吉が大野金盛に対して「大野金盛及び金盛の直系卑属に限り」鮒佐の商標使用を認める
  • 1962年(昭和37年)2月15日:創業100年を迎える
  • 1966年(昭和41年):城 三代目大野佐吉を襲名
  • 1984年(昭和59年):城三郎 四代目大野佐吉を襲名
  • 1988年(昭和63年)4月20日:鮒佐ビル(現店舗)新築落成
  • 2003年(平成16年)5月1日 :真敬が代表取締役に就任、五代目 鮒屋佐吉を継承
  • 2008年(平成20年):真敬 五代目大野佐吉を襲名
  • 2012年(平成24年)2月15日:創業150年を迎える

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 岩崎信也「食の起源を訪ねて」『月刊 黙』1994年9月号、エモーチオ21、1994
  2. ^ 喜多川周之『江戸への買い物道』博報堂、明治33年
  3. ^ 永井荷風『おかめ笹』、春陽堂(1920)/ 岩波文庫(2002)ISBN 9784003104194

参考文献[編集]

  • 岩崎信也「食の起源を訪ねて」『月刊 黙』1994年9月号、エモーチオ21、1994
  • 喜多川周之『江戸への買い物道』博報堂、1900
  • 野間口満也「鮒佐おぼえ帳」『草茎 第49巻6号』草茎社、1961
  • 西尾忠久『江戸・老舗さんぽ』誠文堂新光社、1982