16世紀のシャンソンによる変奏曲
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﹃16世紀のシャンソンによる変奏曲﹄︵じゅうろくせいきのシャンソンによるへんそうきょく、Variations on a 16th Century Chanson︶は、諏訪雅彦が作曲した2009年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲。
﹁若い娘﹂︵Une jeune fillette︶のタイトルで知られる16世紀フランスのシャンソンを主題とする5つの変奏からなる変奏曲として書かれている。古楽を題材とした作品であり、leggiero︵﹁軽快に﹂の古語、現代イタリア語でのleggero︶、perdendosi︵﹁消えるように﹂、morendoと同じ︶など、あまり一般には見ない楽語[1]が用いられている。
第三変奏を間奏曲とする三部形式風の構成となっているほか、律動が四楽章の交響曲のミニチュアにもなるように配されている[2]。作曲家の櫛田胅之扶は﹃課題曲の中の課題 2009﹄の中で﹁︵作品が題材とする時代の︶音楽史を体験することが出来て、とても面白いです。ただ、内容がそのようなものですから、︵中略︶﹁小編成でも演奏可能﹂ではなくて、﹁小編成で演奏すべき﹂曲です。﹂[1]と分析した。
編成[編集]
編成は以下のとおり。イタリック体 はオプションパートである。オーボエ、ファゴット、コントラバスはオプションでない。木管 | 金管 | 弦・打 | |||
---|---|---|---|---|---|
Fl. | 2, Picc. | Tp. | 3 | Cb. | 1 |
Ob. | 1 | Hr. | 3 4 | Timp. | 1 |
Fg. | 1 | Tbn. | 3 | 他 | テナードラム、
バスドラム、 アンティークシンバル (無い場合グロッケンシュピール)、 ヴィブラフォン (コントラバスの弓により奏する。) |
Cl. | 3, E♭ 1, Alto1, Bass | Eup. | 1 | ||
Sax. | Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1 | Tub. | 1 |
脚注[編集]
外部リンク[編集]
- 「すいそうがく」No.179 (PDF) (全日本吹奏楽連盟会報)