出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![曖昧さ回避](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5f/Disambig_gray.svg/25px-Disambig_gray.svg.png) |
この項目では、ファイル共有ソフトについて説明しています。その他の用法については「アンセム (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
ansem︵アンセム︶は、Microsoft Windowsで動作するファイル共有ソフトである。P2Pの技術を利用している。また、隣接秘匿方式という匿名化技術を導入している。
開発・配布者は、Xibelという人物で、開発を宣言した掲示板のスレッドの名前から﹁Xibel (ザイベル︶﹂と呼ばれている。
ansem は、ファイルの共有に中央サーバーを必要としないピュアP2P方式で動作する。それ以前のいわゆる﹁P2Pファイル交換ソフト﹂では、各クライアントの情報をサーバーに集積する様式︵ハイブリッドP2Pモデル︶が主流であったため、サーバー非可動時には利用できないという問題を抱えていた。その意味でansemはシステム上の障害に対して非常に強く、一度稼働を始めたネットワークは止められないことが特徴である。
しかし、ユーザーの絶対数がたりないため、繋がりにくいのが現状である。
隣接秘匿方式[編集]
隣接秘匿方式とは、キー拡散時に複数のノードを経ることによって、高い匿名化技術を実現している。