すり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「すり」の意味・わかりやすい解説

すり
すり / 掏摸


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スリ
すり
Pickpocket


1959()()()()1950


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「すり」の意味・わかりやすい解説

スリ

日本音楽の用語。「摺」「擦」などの字をあてる。 (1) 三味線では,左手で弦をすって余韻を出すポルタメント的な奏法。地歌では特に多用され,棹の上の方へすって音高を下げていくスリ上げと,胴の方へすって音高を上げていくスリ下げとあり,両方を組合せた場合もある。長唄三味線では,急速にすって出す余韻が特に不安定なときは,コキといって区別することもあり,なかでもコキ上げといえば,あまり勘所にこだわらずに左手をスリ上げながら同時に撥 (ばち) で弾いていくグリッサンド風の奏法をいい,コキ下げといえば開放弦の前打音をスリ下げるように左手の指を離して弾くことをいう。また,ハジキやスクイの奏法と組合わされることもある。 (2) 箏では,スリヅメといって人差指と中指の琴爪の脇で弦をこすって弾く,ズーズーと聞える騒音的奏法をいう。 (3) 摺鼓 (すりつづみ) の奏法。 (4) 摺鉦 (すりがね) の奏法。民俗芸能などの鉦で,その裏側をすって,縁に当てて打鳴らす。

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