カルデラ(英語表記)caldera

翻訳|caldera

デジタル大辞泉 「カルデラ」の意味・読み・例文・類語

カルデラ(〈スペイン〉caldera)

かまの意》火山の中心にできたほぼ円形の大きな凹地。噴火後に火口部が陥没したものが多い。
[類語]火山噴火山死火山休火山活火山単成火山複成火山単式火山複式火山海底火山外輪山内輪山噴火口火口火口原火山帯クレーター

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「カルデラ」の意味・読み・例文・類語

カルデラ

 

(一)   ( [] caldera ) 1914
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「カルデラ」の意味・わかりやすい解説

カルデラ
caldera


2km2km2km200km

3

1 

2 

3 

 a 3km×4km34km13005km×4km300mb SiO2km3km退10km31020km100km32200020km鹿200m3000km21200km10cmc km沿20km275km×50km沿西

18831鹿沿


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

岩石学辞典 「カルデラ」の解説

カルデラ

 
(1) explosion caldera(2) subsidence caldera(3) explosion caldera deepened by subsidencevolcanic sink(3) sunken calderaDaly : 1914Williams : 1941(1) explosion caldera(2) collapse caldera(3) erosion caldera(4) volcanic graben(5) volcanic rent, fissure trough(6) major volcano-tectonic depression(2) KrakatoaKilaueaKatmaiGlencoeWilliams : 1941caldariacaldeiracaldroncalderaCanary Is. : 19941865使 : 1978
 

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

百科事典マイペディア 「カルデラ」の意味・わかりやすい解説

カルデラ

火山体の中心部にできた噴火口よりはるかに大きな凹地形。一般に直径は数km〜数十km。多量の軽石質の火山砕屑(さいせつ)物の噴出の結果地下のマグマの部分が空洞化して陥没するクラカタウ型カルデラが代表的。日本のカルデラも多くこの型に属し,特に阿蘇山の東西18km,南北24kmは世界最大。ほかに磐梯山のように爆発で頂上部が吹き飛ばされてできる爆発カルデラ,玄武岩質の楯(たて)状火山で溶岩が山麓の割れ目から噴出し頂上部が陥没するハワイ型カルデラ,流水の浸食で噴火口が拡大してできる浸食カルデラなどがある。
→関連項目火山キラウェア[山]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

知恵蔵 「カルデラ」の解説

カルデラ

火山で見られる大型(直径約1km以上)の窪地で、多くは地面の陥没により形成された。窪地の底をカルデラ床、周辺の高まりを外輪山という。最大級の阿蘇カルデラは、直径が約20km。内部や縁に火口や溶岩ドームを持つものも多い。ハワイのカルデラは流動性の高い玄武岩質マグマが山腹から流出し、空になったマグマだまりが陥没してできた。阿蘇カルデラは、爆発的な大噴火で流紋岩質マグマが火砕流や噴煙として多量に噴出した結果である。カルデラ形成後、外壁が崩れて窪地が拡大することが多い。

(井田喜明 東京大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内のカルデラの言及

【火山】より


()

 caldera

【温泉】より

…高温岩体系では水の流れる割れ目が少ないので,人工的に水を圧入して割れ目を作り,水を流して高温岩体の熱を地表に取り出す技術開発が進められている。アメリカのニューメキシコ州バイヤス・カルデラでの実験は有名。富山県黒部川上流の仙人谷は小規模ながら日本の高温岩体系である。…

【火山】より

…単に地球内部から地表へマグマが噴出する地点という意味にも火山ということばが使われる。火山の大多数は火口周辺に火山噴出物が堆積した結果として形成されるが,カルデラマールのように陥没や爆発などにより既存物質が失われてその形態ができたものもある。現在われわれが見る火山体の地形は,その構造が形成される途中,あるいは完成後の浸食の途中の一段階を示している。…

※「カルデラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

タコノキ

タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...

タコノキの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android