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オーストリアの物理学者。ウィーン大学に学び,1863年から同大学教授を務める。J.ティンダルが行った,電流による白金線の発熱の際観察される放射に関する実験結果などから,熱放射のエネルギーが絶対温度の4乗に比例することを発見,これは84年L.ボルツマンによって理論的に演繹(えんえき)された(シュテファン=ボルツマンの法則)。また気体の拡散係数,摩擦係数およびそれらの絶対温度に対する依存性を理論計算から導き,熱伝導を測定する簡単な装置を考案し,気体分子運動論の確立にも貢献をした。J.C.マクスウェルの電磁気学の普及にも努めた。
執筆者:渋谷 一夫
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※「シュテファン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
タコノキ科の常緑高木。小笠原諸島に特産する。幹は直立して太い枝をまばらに斜上し,下部には多数の太い気根がある。葉は幹の頂上に密生し,長さ1〜2m,幅約7cmで,先は細くとがり,縁には鋭い鋸歯(きょし)...
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