デジタル大辞泉 「ディレッタント」の意味・読み・例文・類語 ディレッタント(〈英〉・〈フランス〉dilettante) 芸術や学問を趣味として愛好する人。好(こう)事(ず)家(か)。ジレッタント。 [類語]物好き・酔狂・好(こう)事(ず)家(か)・虫・おたく・狂・狂い・気違い・マニア・マニアック・病的・クレージー・いかれる・神経質・凝り性・モノマニア・モノマニアック・偏執狂・執念深い・アブノーマル・異常・異様・狂的・通(つう)・こだわり・こだわる・道楽・痴(し)れ者・凝り屋・執(しつ)拗(よう)・しつこい・サブカルチャー 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ディレッタント」の意味・読み・例文・類語 ディレッタント (一)〘 名詞 〙 ( [英語・フランス語] dilettante )[ 異表記 ] ジレッタント (二)① 学問や芸術などを趣味として愛好する人。好事家。 (一)[初出の実例]﹁所謂旁修美術家(ヂレッタント)は専門の美術家にあらずして︿略﹀其画を論ずるや美術友たり﹂(出典‥外山正一氏の画論を再評して諸家の駁説に旁及す︵1890︶︿森鴎外﹀序) (二)﹁或る時は素養の深い若いディレッタントのやうに高尚に﹂(出典‥或る女︵1919︶︿有島武郎﹀前) (三)② ( 転じて ) 半可通。なまかじり。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディレッタント」の意味・わかりやすい解説 ディレッタントでぃれったんとdilettante 芸術愛好家、好事家(こうずか)。本来はイタリア語で熱心な音楽愛好家を意味したが、現行は芸術一般の愛好家をさす。芸術研究の体系的、学術的専門家と異なり、趣味嗜好(しこう)から芸術品の蒐集(しゅうしゅう)、鑑定、研究を行うもので、玄人(くろうと)はだしの域に達する人も多く、しばしば専門家の盲点をつくこともある。一般には、半可通の芸術知識をひけらかす人をさげすんでいうことが多い。 ﹇船戸英夫﹈ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例