デジタル大辞泉 「バンビ」の意味・読み・例文・類語 バンビ(Bambi) ディズニー製作の長編漫画映画の題名。また、その主人公の子鹿の名。1942年に製作。原作はオーストリアの作家ザルテンの小説。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「バンビ」の意味・わかりやすい解説 バンビBambi ハンガリー生れの作家ザルテンFelix Salten︵1869-1945︶が1923年に発表した動物文学。春の森で生まれた雄鹿のバンビが母との別れ,冬の厳しさ,人間による狩りなどの困難や危険を乗りこえて育つ過程を追っている。動物の生態の愛情こもる観察と豊かな想像力の結合が,読者に鹿の目で見,鹿の心で感じるここちをいだかせる迫真力を生んだ。魅力的なバンビの成長はそのまま人間の人生のあり方を暗示している。なお,W.ディズニーはこの作品に基づいて同名のアニメーション映画︵1942︶を製作した。 執筆者‥神宮 輝夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「バンビ」の意味・わかりやすい解説 バンビばんびBambi. Eine Lebensgeschichte aus dem Walde オーストリアの作家ザルテン作の動物物語。1923年刊。森の茂みで生まれた子鹿(こじか)のバンビは母鹿に守られ、草花が咲き若木の萌(も)えるなかでカササギ、リス、カケスなどと楽しく暮らす。だが厳しい冬が来、恐ろしい猟師が出没して、母鹿を失った。春、角(つの)が生え、幼なじみの牝(め)鹿ファリーネに愛情を覚えるころ、バンビはかつて年寄りの牡(お)鹿から教わったとおり、立派にひとり立ちしていた。森の自然、そこにすむ動物たちのいたわりや激しい生存競争をリアルに描きながら、しかも人生にも通うような心あるものの一生として物語っている。1942年ディズニーによって映画化された。 ﹇上田真而子﹈ ﹃高橋健二訳﹃バンビ﹄︵岩波少年文庫︶﹄ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「バンビ」の意味・わかりやすい解説 バンビ ザルテンの動物物語。1923年作。子鹿のバンビは,母を失い,恋をし,人間に撃たれるなどの経験を重ねながら,立派な雄鹿に成長していく。森の生活のきびしさ,美しさを詩情豊かに描いた作品。W.ディズニーがこの作品に基づいてアニメーション映画︵1942年︶を製作。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
デジタル大辞泉プラス 「バンビ」の解説 バンビ 1942年製作のアメリカ映画。原題︽Bambi︾。ディズニー製作の長編アニメーション。監督‥デビッド・D・ハンド。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報