パンデクテン(英語表記)Pandekten

改訂新版 世界大百科事典 「パンデクテン」の意味・わかりやすい解説

パンデクテン
Pandekten


︿︿Digesta︿Pandectae︿Pandektenrecht

︿15Gemeines Recht1718︿Usus modernus pandectarumSamuel Stryk1640-1710Johann Gottlieb Heineccius1681-1741︿

1819juristische KonstruktionKarl Adolf von Vangerow1808-70Heinrich Dernburg1829-190731862-70

5186323

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パンデクテン」の意味・わかりやすい解説

パンデクテン
ぱんでくてん
Pandekten ドイツ語
Pandectae ラテン語

普通名詞では百科辞典の意。法学上は次のような意味に用いられる。(1)古典時代ローマの法学者の学説を集成したユスティニアヌス帝の『学説彙纂(いさん)』。(2)後期注釈学派により形成されドイツに継受された普通法。法実務を通してローマ法を当時の社会的、経済的条件に適合するように理論化、体系化する試みを「パンデクテンの現代的慣用」と称した。さらに19世紀にプフタ、ウィントシャイトを代表者とするパンデクテン法学が隆盛となり、ドイツ民法典(1900)やスイス民法典(1907)に決定的役割を果たしたのである。また、ドイツ法を継受した日本の民法典や民法学にも大きな影響を与えた。

[佐藤篤士]

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世界大百科事典(旧版)内のパンデクテンの言及

【ドイツ】より


︿︿︿ 

【ドイツ普通法】より


(1495)(︿)(1806)19(1900)

【法学提要】より


1453319西 

【歴史法学】より


 ︿︿使︿() 

※「パンデクテン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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