ヘーゲル(読み)へーげる(英語表記)Georg Wilhelm Friedrich Hegel

デジタル大辞泉 「ヘーゲル」の意味・読み・例文・類語

ヘーゲル(Georg Wilhelm Friedrich Hegel)

 
17701831  

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精選版 日本国語大辞典 「ヘーゲル」の意味・読み・例文・類語

ヘーゲル

 

(一)( Georg Wilhelm Friedrich Hegel == ) 
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヘーゲル」の意味・わかりやすい解説

ヘーゲル
へーげる
Georg Wilhelm Friedrich Hegel
(1770―1831)




 2015417

歴史的位置づけ


3

 ()19

 2015417

生涯


181788

 17991806宿Georg Ludwig Friedrich Hegel1807183118114120Marie Helena Susanna von Tucher179118551812

 18164618171818()1821

 1831()

 2015417

根本思想


姿

 ()()

 

 

 

 

 

 2015417

関係の内在性


an ihman sich

 an sich

 

 

 2015417

歴史と国家


使

 

 

 2015417

44 1978220021971619711991197919801983198319861987

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改訂新版 世界大百科事典 「ヘーゲル」の意味・わかりやすい解説

ヘーゲル
Georg Wilhelm Friedrich Hegel
生没年:1770-1831




F.H.︿︿︿︿︿︿︿1801︿︿︿18071808402021812-16

︿︿︿︿︿

 181831821︿︿3︿調︿︿︿

 ︿
 

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百科事典マイペディア 「ヘーゲル」の意味・わかりやすい解説

ヘーゲル

 
181818071812181618171821︿︿
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘーゲル」の意味・わかりやすい解説

ヘーゲル
Hegel, Georg Wilhelm Friedrich

 
[]1770.8.27. 
[]1831.11.14. 
 1801050808151618313 Phänomenologie des Geistes (1807)  Wissenschaft der Logik (1216)  Enzyklopädie der Philosophischen Wissenschaften im Grundrisse (17)  Grundlinien der Philosophie des Rechts (21)   

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヘーゲル」の解説

ヘーゲル
Georg Wilhelm Friedrich Hegel


17701831

(1807)(1216)(20)

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旺文社世界史事典 三訂版 「ヘーゲル」の解説

ヘーゲル
Georg Friedrich Wilhelm Hegel

1770〜1831
ドイツの哲学者
チュービンゲン大学で哲学・神学を学び,シェリングに推挙されてイエナ大学講師となる。のちハイデルベルク大学教授をへて1818年ベルリン大学教授となり,コレラで急逝。世界は唯一絶対の理性の自己発展であり,世界史はこの絶対精神の弁証法的発展過程であるとし,カント以来のドイツ観念論に弁証法を導入して包括的哲学体系を樹立し,ドイツ観念論の大成者とされる。彼の影響でヘーゲル学派が生じたが,その左派はフォイエルバッハ。『精神現象学』(1807年刊)や弟子たちの整理した遺稿が多い。その他の著者は『歴史哲学』『大論理学』など。

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367日誕生日大事典 「ヘーゲル」の解説

ヘーゲル

生年月日:1813年6月7日
ドイツの歴史家
1901年没

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世界大百科事典(旧版)内のヘーゲルの言及

【意識】より

…カントの二元論的傾向を一元化する方向でカント継承を企てたものがドイツ観念論であるが,そこでは意識は構成的機能を失って,現象の背後を指示する形而上学的な概念に変貌していった。日常の意識概念から出発したヘーゲルにおいてさえ,〈意識の学〉とは〈絶対精神〉に至るまでの〈精神の現象学〉なのである。その意味では,カントの構成主義はフッサールに継承されたと言ってよい。…

【イデー】より

…フィヒテは神ないし絶対者を神的理念と呼び,現象界をこの根本の理念の顕現ないし像と見,人間の使命はこの像の認識を介して神的理念の実現とそれへの漸近とを努力すべきであると説く。ヘーゲルは世界史を貫いて発展する神の理性ないし絶対者を理念と呼び,哲学とは理念が弁証法的に展開して自己に還帰する過程の概念的把握とみなす。一般に,理念は現実には到達されえぬが接近の努力を導く課題とされ,実現が期待される理想から区別される。…

【形而上学】より

…カントはウォルフを含めて在来の形而上学は存在者の認識の可能性を無視した独断的形而上学とし,認識の起源,範囲,権能を人間理性の自己吟味に求め,理性能力の批判的画定を予備学として,自然と道徳の両面にわたり形而上学を学として建設しようとした。客観を観想する形而上学はここに主観に基づく形而上学へと転換するが,ドイツ観念論の形而上学的諸体系はカントの拒否する知的直観を絶対者に適用し,ヘーゲルの絶対的観念論へと転化する。このヘーゲルの体系を消極哲学すなわち合理主義的本質主義と断じ,意志に対してのみ出現する個別的現実存在を原理とするシェリング晩年の積極哲学は,ショーペンハウアーとニーチェとの意志の形而上学の先駆となるとともに,19世紀後半以降の現実存在ないし実存の哲学への端緒でもある。…

【現象】より

… それに対して,現象の背後にそうした不可知な本体を想定することは無意味であり,本質とは現象そのもののうちに認められる可知的連関にほかならないとする考え方がある。カントの二元論を乗り越え,精神が己を外化しつつ発展してゆく過程――現象する精神――をそのまま記述し,そこに弁証法的図式を読みとろうとするヘーゲルの《精神現象学》における現象概念もそれである。一般に実証科学は現象のそうした合理的連関をとらえようとするものであるが,実証主義を徹底しようとするマッハなどは,近代物理学の基本概念の一つである因果概念でさえも物体間の力の授受という実証不可能な関係を想定する形而上学的概念だとして退け,あくまで現象相互間の関数関係の記述だけに終始しようとする〈現象学的物理学〉を提唱した。…

【現象学】より


︿︿使(J.H.)(1807)姿()

【合理主義】より

…ところが,カントのこのような立場の赴くところ,純粋理性の〈二律背反〉という難題に突き当たらざるをえなかった。ヘーゲルの弁証法的理性はそれを解決するために現れたともいえる。ヘーゲルでは理性に動的性格が与えられ,哲学の歴史を中心に人類のすべての歴史は,最高の理性(〈絶対知〉)の自己展開であるとされた。…

【国家】より

…しかし,近代国家の完成に伴う自由主義国家の成立は,こうした一元的国家観を積極的に主張する理由を失わせたといえる。 ただヘーゲルは,ドイツの後進性のゆえに,国家権力の存在理由を強く主張すべき立場にあり,市民社会に一定の意義を認めながらも,同時に国家を倫理的理念の現実態として高く評価した。ヘーゲル的立場は,工業化の進展に伴う社会問題の拡大と帝国主義の成立に伴う国際緊張の増大に伴って,国家権力の積極的意義が評価されはじめるとともに,ドイツ以外の国でも注目されるようになった。…

【時代精神】より

…ヘルダーは,民族的な精神文化,とくに民俗的,地方的な言語や詩に深い関心を寄せるとともに,人類史を人間精神の完成に向かう普遍的歴史としてとらえる考え方を提示し,〈もろもろの時代の精神〉を示す〈諸民族の精神〉,〈諸民族の天才〉などの概念を用いた。さらに,ヘーゲルは,〈民族精神〉(近代国民国家の形成にともない〈国民精神〉ともなる)を,人類史(世界史)の発展の諸段階における普遍的な〈世界精神Weltgeist〉の顕現と考え,民族精神の歴史的,時代制約的性格を明確にした。こうして,普遍的な人間精神が特殊的,歴史的現実に具現するところに,ある時代の精神=文化の特徴を表す時代精神の存在をみる見方が確立される。…

【実践】より

…こうして,倫理的実践によって人間の自由が〈人間性〉の完成として実現する〈理性の王国〉が,人間の実践の目的とされたが,それは歴史的実践(進歩)によって遠い未来に到達されるはずのものであった。そこでヘーゲルは,カントの理論理性と実践理性の二分法を排して,理性が理論的であると同時に実践的であり(弁証法),理性の自己運動と実践的自己実現の過程(歴史)が現実世界だと考えた。そこから,労働から倫理的・政治的行為にいたる実践を社会(共同体,市民社会,国家)として世界史の発展過程のうちにとらえる見方が生まれた。…

【社会科学】より

…これに対して,イギリスの名誉革命やフランス大革命のような政治的近代化の革命がなく産業革命もおくれたドイツでは,啓蒙主義がイギリスやフランスにおけるようなかたちでは発展せず,したがって政治や経済についての合理的思惟としての社会科学の形成も,イギリスやフランスのようなかたちではなされなかった。ドイツにおける啓蒙思想の影響というと,ヒュームの形而上学否定の警告によって思弁的独断の夢をさまされたと述べたカントの有名な《プロレゴメナ》の序言がただちに思い出されるが,しかしカントはけっしてヒュームのこの警告を受け入れたのではなく,逆に形而上学を啓蒙主義者の侮蔑から救い出すことに全力をあげ,そうすることによってフィヒテ,シェリングを経てヘーゲルにいたる〈ドイツ観念論〉への道を開いた。ヘーゲルの《法哲学綱要》は,ロックの《統治二論》やスミスの《道徳感情論》が実証主義社会科学の系譜において占める位置を,理念主義社会科学の系譜において占めるものと解釈することができよう。…

【真理】より

…こうしてカント以降,経験相互の整合性,命題相互の整合性を真理と見る整合説的真理観が生まれてきた。〈全体が真理である〉と説くヘーゲルの真理概念も,弁証法的に統合されたあらゆる経験の整合的全体を究極的真理と見るわけであるから,やはり整合説に属すると考えてよい。 しかし,今日では述定判断の真理性の根拠を追求し,それが前述定的経験の明証性に基礎を置くと見るフッサールやハイデッガーのような考え方もある。…

【精神】より

…実体としての精神の解体は,ロックやヒュームらイギリス経験論の哲学者によって果たされたが,それに次いで今度は能動的活動の主体としての精神の概念が確立される。カントにおける実践の主体としての理性の概念,フィヒテにおける根源的活動性としての自我の概念,ヘーゲルにおけるおのれを外化し客観化しつつ生成してゆく精神の概念などにそれが見られよう。フランスにおいても,意識を努力と見るメーヌ・ド・ビラン,精神を目的志向的な欲求や働きと見るラベソン・モリアン,意識を純粋持続として,純粋記憶として,さらには〈生の躍動(エラン・ビタール)〉の展開のなかでとらえようとするベルグソンらの唯心論の伝統があるが,ここにも同じような傾向が認められる。…

【精神現象学】より

…1807年刊のヘーゲルの主著の一つ。感覚という意識のもっとも低次の段階から,経験を通じて,精神が〈絶対知〉に達する過程を描く。…

【世界史】より

…18世紀の啓蒙思想は神学からはなれて,人類や人間性の同一,その発展を信じてアジアからアメリカまで視野にとりこみ,ボルテールは一般史,チュルゴは普遍史,ヘルダーは人類史という名称を用い,理念的傾向が強かったとしても,世界史の本格的成立の基礎をつくった。ドイツ観念論哲学のなかでは,ヘーゲルは世界史は精神が自己の本質を知ろうとする表現で,精神の本性たる自由の発展を内容とすると考え,人間の自由という点からアジア世界,ギリシア世界,ローマ世界,ゲルマン世界をとりあげ,理念から歴史現実へ下降していった。 19世紀初めフランス革命とその後のナポレオン時代における普遍主義に対する反動として個別化の傾向や民族意識が強まると,歴史の方法も実証性を重んじるようになり,ランケはヘーゲルの世界史の哲学に対して〈世界史学〉を主張し,個別的事実のなかに普遍への道があるという経験的立場から,ヘーゲルのように精神,普遍から個別具体的なものに下降するのは観念論哲学の方法であると批判した。…

【善】より



【疎外】より


sich(selbst) eines Dinges(einem Dinge) entfremden︿Selbstentfremdung︿EntfremdungEntäusserungalienatio()︿稿

【哲学】より



︿
 19192019西

【ドイツ観念論】より

…カント以後,19世紀半ばまでのドイツ哲学の主流となった思想。フィヒテ,シェリング,ヘーゲルによって代表される。彼らはカントの思想における感性界と英知界,自然と自由,実在と観念の二元論を,自我を中心とする一元論に統一して,一種の形而上学的な体系を樹立しようとした。…

【同一性】より

…また,トマス・アクイナスをはじめとする中世のスコラ哲学の思考においては,超越者たる神の同一性は,神ならざる被造物の同一性とは質的に区別されたものであり,後者を出発点とした類比的な〈アナロギア〉の道にしたがう思考によって達せられるべきものである,というように考えられている。 また絶対者を主観と客観のトータルな無差別と見るシェリングの同一哲学や,同一律を絶対的真理とし,宇宙の根本原理としての〈自我〉に関係させるフィヒテの哲学を批判し,根源の同一性は〈同一性と非同一性の同一性〉でなければならぬと論じたヘーゲルの考えも,前述の二つの位相をそれぞれに生かしながら媒介結合する論理を求めるところから発想されたものにほかならない。ヘーゲルにおける〈弁証法〉もまた,プラトンのそれと同じく,絶対者とわれわれの住む世界を媒介する論理を求めるところにすくなくともその成立の動機の一つをもっていることに留意すべきであろう。…

【美学】より


()aisthēsisaesthetica(Ästhetik)︿ästhetisch()2Aesthetica(1750,58)

【フォイエルバハ】より

…ドイツのヘーゲル左派を代表する哲学者。人間学の観点から,ヘーゲルの神学を批判した。…

【弁証法】より

…古代末期から中世を通じては,アリストテレス流の区別的語法が消え,弁証法は,論理学一般の同義語とされるようになっていた。
[カント,ヘーゲル]
 近代も18世紀になって,カントが再び論理学一般と弁証法とを区別した。カントの場合,Dialektikとは,悟性論理を超経験的な物自体界にまで推及しようとする,人間理性にとって必然的ではあるが所詮は〈仮象の論理学〉にすぎないものとされる(カントの場合,Dialektikは〈弁証論〉と訳される)。…

【法の哲学】より

ヘーゲルの主著の一つ。1821年刊。…

【無】より


(ouk onmē on)S ist nonP(SP)SPS ︿creatio ex nihilo

【理性】より

…後者は〈論証的推論ratiocinatio〉を派生する点でアリストテレスの〈分別知〉ないし古代の〈論証力logistikon〉の系譜に属し,かつ近代の論理的・論証的な〈理性reason〉の先駆となる。広義の理性は〈直覚知〉〈知性〉の系統と〈分別知〉〈論証的理性〉の系統とを含むが,双方の区別と連関との明示はカントとヘーゲルの出現を待たねばならなかった。 ドイツ語の〈理性Vernunft〉と〈悟性Verstand〉とは古高ドイツ語にさかのぼる。…

【歴史哲学】より

…(1)一種の普遍史として 世界の歴史の個々の局面ではなく,その全体の展開を包括的に展望しようとする認識的態度。それはすなわち人類の普遍史であり,たとえばヘーゲルの晩年の講義〈世界歴史の哲学〉をその重要な実例とみなすことができる。この包括的展望は,なんらかの形で,壮大な全体的過程において実現され理解される人間的意義の認識をも含んでおり,そのかぎりではアウグスティヌスをはじめとするキリスト教神学の伝統を継承するとも考えられる。…

※「ヘーゲル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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