デジタル大辞泉 「モルフォ」の意味・読み・例文・類語 モルフォ(〈ラテン〉Morpho) 鱗(りん)翅(し)目モルフォチョウ属の昆虫の総称。大形のチョウで、翅(はね)は幅広く、多くは金属光沢のある青色に輝く。中南米に分布。タイヨウチョウなど。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「モルフォ」の意味・わかりやすい解説 モルフォもるふぉmorpho 昆虫綱鱗翅(りんし)目モルフォチョウ科に属する中・南アメリカ特産のモルフォチョウ類の属名あるいは俗称。この仲間は東洋熱帯から亜熱帯に分布するワモンチョウ科に近縁のもので、タテハチョウ科の範囲を広くとる場合には、ジャノメチョウ科などとともにタテハチョウ科の一亜科とされることもある。大形︵ときに中形︶のチョウで、雄のはねの表面は金属様藍色に輝くものが多く、東洋熱帯のトリバネチョウ、中・南アメリカのアグリアス︵ミイロタテハ︶などとともに世界の美チョウとして人気の高いものである。その分布は、北はメキシコから南はアルゼンチンの北部にまで及ぶが、ブラジルがその分布の中心で種類数ももっとも多い。普通その種数は三十種余りを数えるが、学者によりその変異の考え方に違いがあり、種数は学者によりかならずしも一致しない。タイヨウモルフォ、ヘラクレスモルフォ、レテノールモルフォ、キプリスモルフォ、ヘレナモルフォ、シロモルフォ、メネラウスモルフォ、アキレスモルフォなどは同好者によく知られている代表的なものである。幼虫の食草は、タケを食べるエガモルフォのほか、既知のものはすべて双子葉植物で、そのなかでコカ科、ツヅラフジ科、マメ科などが知られている。 ﹇白水 隆﹈ [参照項目] | チョウ モルフォのおもな種類〔標本写真〕 世界のチョウ(4)〔標本写真〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
日本の企業がわかる事典2014-2015 「モルフォ」の解説 モルフォ 正式社名﹁株式会社モルフォ﹂。英文社名﹁Morpho, Inc.﹂。情報・通信業。平成16年(2004)設立。本社は東京都千代田区西神田。画像処理技術の研究開発型ベンチャー。携帯電話用に手ぶれ防止の静止画・動画画像処理ソフトなどを開発・提供。NTTドコモと業務資本提携。東京マザーズ上場。証券コード3653。 出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報