青色（読み）セイショク

デジタル大辞泉 「青色」の意味・読み・例文・類語

せい‐しょく【青色】

青い色。あおいろ。
[類語]青・真っ青・藍あい・青藍せいらん・紺青こんじょう・紺碧こんぺき・群青ぐんじょう・紺・瑠璃るり色・縹はなだ・花色・露草色・納戸色・浅葱あさぎ・水色・空色・ブルー・インジゴ・コバルト・シアン・ウルトラマリン・マリンブルー・スカイブルー・ターコイズブルー
 

あお‐いろ︹あを‐︺︻青色︼

 
1青系統の色。青い色。
2 装束の色の名。染め色では、紫(しこ)根(ん)と刈(かり)安(やす)を染料として染めた灰色がかった黄緑色。織り色では、縦糸を青、横糸を黄として織った色をいう。青(あお)白(しろ)橡(つるばみ)。麹(きく)塵(じん)や山(やま)鳩(ばと)色をさすこともある。
3 ﹁青色の袍(ほう)﹂の略。  

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精選版 日本国語大辞典 「青色」の意味・読み・例文・類語

あお‐いろあを‥【青色】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 本来は黒と白との中間の範囲を示す広い色名で、おもに青、緑、藍をいう。
(一)[初出の実例]﹁あを色の淵こそをかしけれ。蔵人などの具にしつべくて﹂(出典‥枕草子︵10Ｃ終︶一七)
 (三)② 染色や襲(かさね)の色目の名。刈安(かりやす)と紫とで染めた萠葱(もえぎ)色の黄がちの色。今日の緑色に相当する。麹塵(きくじん)。山鳩色。
(一)[初出の実例]﹁いともきよげなる紬(つむぎ)をあをいろに染めて﹂(出典‥多武峰少将物語︵10Ｃ中︶)
 (四)③ ﹁あおいろ︵青色︶の袍(ほう)﹂の略。
(一)[初出の実例]﹁青色、帝王及公卿已下侍臣、随レ便服レ之︿非蔵人用無文﹀﹂(出典‥西宮記︵969頃︶一七)
  
 

せい‐しょく︻青色︼

 

(一)〘 名詞 〙 青い色。あおいろ。せいしき。
(一)[初出の実例]﹁深い青色(セイショク)の傘に遮られた薄暗い光﹂(出典‥桐畑︵1920︶︿里見弴﹀天変地異)
 (二)[その他の文献]︹淮南子‐時則訓︺
  

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