モーセ五書(読み)モーセゴショ(英語表記)Pentateuch

翻訳|Pentateuch

デジタル大辞泉 「モーセ五書」の意味・読み・例文・類語

モーセ‐ごしょ【モーセ五書】

 
13400  

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改訂新版 世界大百科事典 「モーセ五書」の意味・わかりやすい解説

モーセ五書 (モーセごしょ)
Pentateuch


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モーセ五書」の意味・わかりやすい解説

モーセ五書
もーせごしょ
Five Books of Moses

『旧約聖書』の最初の五つの書「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」に対する総括的名称。ユダヤ教の立場からはトーラーTorah(律法)とよばれる部分であり、聖書全体に占める地位はとりわけ重い。単に五書とよばれる場合もあるが、それはギリシア語ペンタトイコス(五巻の意味)に従った呼称である。内容的には、天地創造からモーセの死までを含む壮大な歴史文学で、神話、伝説、物語、詩歌、律法など多彩な様式からなる四つの伝承資料を通して伝えられ、いくつかの編集段階を経て、今日の形に結集された。五書の伝承史をめぐる資料批判の問題は、旧約聖書学のもっとも興味深い分野に属している。

[山形孝夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モーセ五書」の意味・わかりやすい解説

モーセ五書
モーセごしょ
Pentateukos (biblos); Five Books of Moses

 
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世界大百科事典(旧版)内のモーセ五書の言及

【旧約聖書】より


︿5︿︿︿

【シナゴーグ】より

…その起源については種々の説があるが,一般には前586年のユダ王国滅亡後のバビロン捕囚時代に,焼失したエルサレムの神殿(第一神殿)に代わる彼らの公的祈りの場所として発達したとする説が有力である。捕囚後の前515年にエルサレムの神殿が再建され(第二神殿),彼らの宗教的生活規範である律法書(〈モーセ五書〉)が完成してからは,これを共に読み学ぶ機関となった。とくにパレスティナでは,律法の知識をユダヤ全国民の間に徹底させることによって民族の一体性を維持しようとするパリサイ派によって,律法教育の場として用いられた。…

【律法】より


︿()︿Torah︿()︿()︿()

※「モーセ五書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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