デジタル大辞泉 「ラオス人民民主共和国」の意味・読み・例文・類語 ラオス(Laos) インドシナ半島の中東部にある国。正称、ラオス人民民主共和国。首都ビエンチャン。大部分が山岳・高原で、西をメコン川が流れる。チーク材・錫(すず)などを産出。14世紀に統一王国が成立したが、のち三王家に分裂し、1893年にフランスの保護領となった。1949年フランス連合内の独立王国となり、1953年完全独立、1975年共和制。住民はラオ族が多く、ほとんどが仏教徒。ラーオ。人口734万︵2021︶。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
山川 世界史小辞典 改訂新版 「ラオス人民民主共和国」の解説 ラオス人民民主共和国(ラオスじんみんみんしゅきょうわこく)Satharanarat Pasason Lao インドシナ半島の中部から北部に位置する内陸国。ラオス独立後のたびたびの内戦をへて,1975年12月2日にラオス人民革命党の指導により王制を廃止して,樹立された。インドシナ共産党の流れをくむラオス人民革命党が政権を掌握する一党支配体制で,ベトナムとの﹁特別な関係﹂を維持しつつ,平和,独立,民主,統一を旗印に社会主義国家建設を目標とするが,86年から﹁新思考﹂政策にもとづく経済の開放化,政治,外交,社会の自由化が進む。 出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報