九品中正(読み)きゅうひんちゅうせい

精選版 日本国語大辞典 「九品中正」の意味・読み・例文・類語

きゅうひん‐ちゅうせいキウヒン‥【九品中正】

 

(一)   
 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「九品中正」の意味・わかりやすい解説

九品中正
きゅうひんちゅうせい


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1956

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「九品中正」の解説

九品中正(きゅうひんちゅうせい)


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旺文社世界史事典 三訂版 「九品中正」の解説

九品中正
きゅうひんちゅうせい

三国時代の魏から隋初期まで行われた官吏任用制度
漢の郷挙里選に代わり,魏の文帝が220年に採用。地方の州郡に中央任命の中正官を置き,その地域の官吏志望者の才徳を調査し,9の等級(一品から九品)に分けて政府に報告させる。政府は対応する九品官制をつくっておき,候補者を相応の官品に任命するという制度である。人材登用をねらった制度だが,劉毅 (りゆうき) が「上品に寒門なく,下品に勢族なし」といったように,家柄が重んぜられ,門閥貴族を形成するようになったので,隋になって科挙制が生まれた。

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改訂新版 世界大百科事典 「九品中正」の意味・わかりやすい解説

九品中正 (きゅうひんちゅうせい)
Jiǔ pǐn zhōng zhèng

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世界大百科事典(旧版)内の九品中正の言及

【九品官人法】より

…中国,三国から隋初まで行われた官吏登用法。一品から九品にいたる品級で人を官につけるので九品官人法といったが,のちには九品中正制度ともいわれた。220年に曹操が没するや,子の曹丕(そうひ)(のちの魏の文帝)が後漢の献帝に迫って禅譲させ魏王朝を建てた際,漢の官僚を才能徳行に応じて新政府に吸収することを当面の目的として,魏王の尚書であった陳群(?‐236)の建議により実施され,その後も引きつづいて一般に官吏を登用するのに用いられた。…

※「九品中正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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