事典(読み)コトテン

デジタル大辞泉 「事典」の意味・読み・例文・類語

こと‐てん【事典】

じてん(事典)」に同じ。言葉解釈を主とする「辞典じてん」に対して、事物説明をするものを「事典じてん」と書くようになり、この二つを区別して呼ぶために生じた語。→言葉典ことばてん文字典もじてん

じ‐てん【事典】

百科事典や専門語辞典など、語を手がかりとして、それを名目とする事柄内容を知らせる辞書。ことてん。
[類語]辞書辞典

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精選版 日本国語大辞典 「事典」の意味・読み・例文・類語

じ‐てん【事典】

 

(一)   




こと‐てん【事典】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「事典(じてん)」を「辞典(じてん)」と区別するために言い出した語 ) 百科事典などのように、ことがらの説明を中心とした辞書。→辞典(ことばてん)

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改訂新版 世界大百科事典 「事典」の意味・わかりやすい解説

事典 (じてん)


dictionaryencyclopaedia西Grove's Dictionary of Musics and Musiciansdictionary西23-79191674Louis Moreri1643-80Le grand dictionnaire historique

 1931︿


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「事典」の意味・わかりやすい解説

事典
じてん

物や事柄を表す語を集めて一定の順序に並べて説明した書物をおもにいう。これに対して、ことばや文字をある視点から、たとえば五十音順、漢字の画数順やアルファベット順などに配列して、その読み方や意味などを記した書物を辞典といっている。わが国で事典という名称が使用されたのは、1931年(昭和6)平凡社の社主下中弥三郎(しもなかやさぶろう)が百科事典の計画を発表、『大百科事典』と命名して、「辞典」とは別種であることを宣言したのが最初である。

[彌吉光長]

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図書館情報学用語辞典 第5版 「事典」の解説

事典

 

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百科事典マイペディア 「事典」の意味・わかりやすい解説

事典【じてん】

語義の解説を主とする辞典と異なり,事物の名や用語を発音に従って配列し,その内容を解説した書物。この称呼は,1931年平凡社の《大百科事典》以来一般的になった。→百科事典

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普及版 字通 「事典」の読み・字形・画数・意味

【事典】じてん

法典。

字通「事」の項目を見る

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