人工知能(読み)ジンコウチノウ(英語表記)artificial intelligence

デジタル大辞泉 「人工知能」の意味・読み・例文・類語

じんこう‐ちのう【人工知能】

artificial intelligenceコンピューターで、記憶・推論・判断・学習など、人間の知的機能を代行できるようにモデル化されたソフトウエア・システム。AI。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人工知能」の意味・読み・例文・類語

じんこう‐ちのう【人工知能】

 

(一)   ( [] artificial intelligence  ) 
 

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「人工知能」の意味・わかりやすい解説

人工知能
じんこうちのう
artificial intelligence

概論


computationcomputercomputer scienceAI1956John McCarthy19272011Marvin Minsky19272016Allen Newell19271992Herbert Simon19162001

 

 2018619

人工知能の歴史(第1期)


19441950Warren McCulloch18991969Walter Pitts1923196919431950

 1960A*()

 ELIZA()Joseph Weizenbaum192320081966ELIZA

 Lisp()1958Frank Rosenblatt192819711969

 2018619

人工知能の歴史(第2期)


19601197019802expert systemDENDRAL()MYCIN()R1knowledge engineering調if-then

 Terry Winograd1946 SHRDLU()Roger Schank19462023

 ()

 198257使

 9519951996IBMDeep Blue1997Garry Kimovich Kasparov1963 Rodney Allen Brooks1954 

 2018619

人工知能の歴史(第3期)


20002000

 20103()IBMWatsonJeopardy!()2012Geoffrey Hinton1947 使IT2016AlphaGo

 AI3

 2018619

研究分野とその特徴




 便

 2018619

人工知能の現状と課題


()SFAlphaGo

 

 SF

 2018619

2015AI201620172017

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「人工知能」の意味・わかりやすい解説

人工知能 (じんこうちのう)
artificial intelligence


使1967Hubert Dreyfus1234

A.M.intelligent machinery19505050使J.McCarthyM.MinskyC.E.195660LISP616064使STUDENT6060

 70T.Winograd71SHRDLU︿SHRDLU使使

N.J.Nilsson1 

 J.A.Robinson1965使

 ︿︿︿

 便便

2 使

3 


E.Feigenbaumknowledge engineering

 NASA

 DENDRALMYCINSACONDENDRAL使MYCINPUFFSACONMECS-AI1使2



 1cognitive science2343integrated cognitive systemLISP


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「人工知能」の意味・わかりやすい解説

人工知能【じんこうちのう】

 
artificial intelligenceAI1950︿︿︿5LISPProlog
AI  

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「人工知能」の意味・わかりやすい解説

人工知能
じんこうちのう
artificial intelligence; AI

 
19502017  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

IT用語がわかる辞典 「人工知能」の解説

じんこうちのう【人工知能】

 
使artificial intelligenceAI  

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

知恵蔵 「人工知能」の解説

人工知能

コンピューターに知的な活動をさせることを目的とする研究と技術。人工知能が対象とする課題は常に変化して、その時代のコンピューターの能力限界ぎりぎりに設定されてきた。例えば、チェスなどのゲームにおける勝利、複雑なパターンの認識、目的を達するための一連の行動のプランニング、自然言語の解釈や翻訳、ロボットなど機械の知的な行動、株式や天気のような複雑な現象の予想、人間が行う知的推論と背後の知識データベースの構築、脳における認知の研究とその人工的な実現、などである。一般に人工知能の成否を外部から判断するのは難しい。行動科学的には外面的な刺激反応(質問応答)を見て、知能があると判断できれば人工知能は実現しているとみなしてもいいというチューリング・テストがあるが、それには賛否がある。

(星野力 筑波大学名誉教授 / 2007年)


人工知能

AI」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

図書館情報学用語辞典 第5版 「人工知能」の解説

人工知能

 
2010  

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「人工知能」の解説

人工知能

言語の理解や推論、問題解決などの知的行動を人間に代わってコンピューターに行わせる技術。AIとも呼ばれる。人工知能を取り入れた応用分野として、特定分野の人間の知識を整理し、データとして蓄積しておき、問い合わせに対してその意味を理解しながら、蓄積したデータを用いて推論、判断するエキスパートシステムなどが挙げられる。また、人間のしゃべる言葉や手書き文字を理解するパターン認識や機械翻訳システムなどにも人工知能の技術が応用されている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の人工知能の言及

【コンピューター】より

… 逆に,形式的に明解に記述できないものはコンピューターにはうまく扱えない。1950年代半ばに提唱された人工知能が今日に至るまでコンピューターの最大の難問の一つとされているのは,人間の知能,なかんずく人間の常識を,形式的に明解に記述する方法がいまだに発見されていないからである。 記述の問題に起因するこのようなコンピューターの能力の限界を破るために,この項目で述べたノイマン型のコンピューターのモデルではなく,人間の神経回路網をモデルにしたニューラルコンピューターの研究や,小さな記述の種を出発点にして多数のコンピューターを並列に動かして,元の記述からは予期できないような計算の振舞いを創発させる研究が行われている。…

【情報科学】より


 ()

【知識表現】より

…人工知能システムにおいては,問題解決を高度化するために知識ベースに蓄積した専門的な知識に頼ることが多い。コンピューターでは形式的な処理しかできないことを考えると,そのような知識をコンピューター上に表現し,形式的な操作で解が導けるように定式化する必要がある。…

【プログラミング言語】より


LispSevalLisp使Lisp

【ロボティクス】より

…この時点では,それぞれの要素技術が未熟であったため,以降,各要素技術に分化して独立に研究がなされてきた。それらは主に,(1)環境を認識するための視覚をはじめとする各種センサーの開発とセンサー情報の処理手法(とくに計算機による視覚機能の代行を目指す研究分野はコンピュータービジョンと呼ばれている)に関する研究分野,(2)認識された環境の状態に基づき,事前にもっている知識などを用いて推論したり,動作を計画するなど,頭脳に当たる部分に関する研究,一般に人工知能Artificial Intelligence(以下,AIと略記)と呼ばれている研究分野,そして(3)実際に行動するための機構の開発・設計・製作およびそれらの制御に関連する研究分野の三つである。 これらの要素技術を系列的に組み合わせれば,知能ロボットが実現できると考えるのは自然である。…

※「人工知能」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」