人情（読み）ニンジョウ

デジタル大辞泉 「人情」の意味・読み・例文・類語

にん‐じょう〔‐ジヤウ〕【人情】

 
1人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感。﹁やすきにつくは人情の常﹂
2 人としての情け。他人への思いやり。﹁人情の厚い人﹂﹁人情家﹂
[類語]愛情・愛着・情け・情・情合い・情愛・情味・人情味・温情・恩情・厚情・思いやり・いつくしみ・慈愛・仁愛・仁恵・仁慈・仁心・仁(じん)・慈悲・憐(あわ)れみ・哀憐・同情  

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精選版 日本国語大辞典 「人情」の意味・読み・例文・類語

にん‐じょう‥ジャウ【人情】

 

(一)〘 名詞 〙 人間が本来持っている心の動き。また、人間が自然に備えている思いやりの心。また、男女間の情愛。情け。いつくしみ。
(一)[初出の実例]﹁方今人情稍薄、釈教陵遅、非二独近江一﹂(出典‥続日本紀‐霊亀二年︵716︶五月己丑)
 (二)﹁三笑亭可楽が落語(おとしばなし)を聞く。例の能弁よく人情(ニンシャウ)に通じて﹂(出典‥滑稽本・浮世風呂︵1809‐13︶大意)
  

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普及版 字通 「人情」の読み・字形・画数・意味

【人情】にんじよう

人の情。

字通「人」の項目を見る。

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