先駆（読み）センク

デジタル大辞泉 「先駆」の意味・読み・例文・類語

せん‐く【先駆】

 
﹇名﹈(スル)
1 他に先がけて物事をすること。また、その人。さきがけ。﹁先駆をなす﹂
﹁雑誌の方も―して荊(けい)棘(きょく)をひらいたのが﹂︿佐藤春夫・晶子曼陀羅﹀
2 ﹁前(ぜん)駆(く)1﹂に同じ。
[類語]先駆け・一番槍・抜け駆け・先駆者・一番手・一番乗り・先んずる・先んじる・先立つ・先駆ける・先走る・先に立つ・先頭を切る・先行・先導・主導・誘導・率先・音頭取り・前駆・先回り・リード  

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精選版 日本国語大辞典 「先駆」の意味・読み・例文・類語

せん‐く【先駆】

 

(一)〘 名詞 〙
 (二)① 馬に乗って先導すること。また、その人。さきがけ。さきのり。
(一)[初出の実例]﹁道を除(はら)うとて狼籍なるやしんの者かあらうすらとて、先駆するを云そ﹂(出典‥史記抄︵1477︶三)
 (二)[その他の文献]︹漢書‐周勃伝︺
 (三)② 他に先立って物事をすること。また、その人。さきがけ。
(一)[初出の実例]﹁則将安知レ非下鄂羅内自潜伏、誘二諳厄利一為二先駆一、深二其機一不上レ見二形迹一也﹂(出典‥新論︵1825︶虜情)
 (二)﹁一代の先駆、荷田春満をはじめ、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤﹂(出典‥夜明け前︵1932‐35︶︿島崎藤村﹀第一部)
  

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普及版 字通 「先駆」の読み・字形・画数・意味

【先駆】せんく

 
さきがけ。また、行列の前導。︹史記、孟子伝︺︵衍(すうえん)︶燕に如(ゆ)く。昭王、彗︵箒(ほうき)︶を擁して先驅し、ひて弟子の座に列して業を受け、碣石の宮をき、身親(みづか)らきて之れを師とす。
字通﹁先﹂の項目を見る。
  

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