デジタル大辞泉 「前衛映画」の意味・読み・例文・類語 ぜんえい‐えいが〔ゼンヱイエイグワ〕【前衛映画】 新しい表現手法を試みて製作した実験映画。特に、1920年代にフランス・ドイツを中心に現れた一群の作品をさす。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「前衛映画」の意味・読み・例文・類語 ぜんえい‐えいがゼンヱイエイグヮ【前衛映画】 〘 名詞 〙 新しく実験的な表現手法を開拓し、それに基づいて作る映画。前衛的な技法や内容を持つ映画。[初出の実例]「いつか前衛映画と称するなかで」(出典:野菜売りの声(1969)〈坂上弘〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「前衛映画」の意味・わかりやすい解説 前衛映画【ぜんえいえいが】 映画芸術の前衛をめざす映画の総称。特に1920年代初期,フランスにおける︿純粋映画﹀,ドイツにおける︿絶対映画﹀が有名。非商業主義,物語の否定,映像の表現の純化等を特徴とする。代表的な作品にR.クレールの︽幕間︾︵1924年︶,L.ブニュエルとS.ダリの︽アンダルシアの犬︾︵1929年︶などがある。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「前衛映画」の意味・わかりやすい解説 前衛映画ぜんえいえいがavant-garde film 狭義には映画史上 1920年代のフランス,ドイツを中心に生れた前衛的映画作品をさす。シュールレアリスムなどの前衛芸術運動とも関連性があり,フランスでは純粋映画と呼ばれる非商業映画,ドイツでは絶対映画と呼ばれる抽象映画が作られた。前者に,フェルナン・レジェの﹃バレエ・メカニック﹄ (1924) ,ルネ・クレールの﹃幕間﹄ (24) ,﹃エマク・バキア﹄ (26) ,ジェメーヌ・デュラックの﹃貝殻と僧侶﹄ (28) ,﹃アンダルシアの犬﹄ (28) ,﹃黄金時代﹄ (30) など,後者に,﹃対角線交響楽﹄ (24) ,﹃リズム﹄ (25) などがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報