加藤楸邨(読み)カトウシュウソン

デジタル大辞泉 「加藤楸邨」の意味・読み・例文・類語

かとう‐しゅうそん〔‐シウソン〕【加藤楸邨】

 
19051993()()鹿  

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精選版 日本国語大辞典 「加藤楸邨」の意味・読み・例文・類語

かとう‐しゅうそん【加藤楸邨】

 

(一)()
 

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20世紀日本人名事典 「加藤楸邨」の解説

加藤 楸邨
カトウ シュウソン

 

 ; 





38(1905)526



5(1993)73











 ( )



15



(2)43鹿,49,(2)62,63,(1)63,(3)



46()32151719姿30504560(14 )413


 

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「加藤楸邨」の意味・わかりやすい解説

加藤楸邨
かとうしゅうそん
(1905―1993)

俳人。本名健雄(たけお)。東京生まれ。苦学して東京高師第一臨時教員養成所国語漢文科卒業。埼玉県の粕壁(かすかべ)中学教諭となる。短歌に親しんでいたが、村上鬼城(きじょう)の句に接して俳句に関心をもち1931年(昭和6)水原秋桜子(しゅうおうし)に師事。『馬酔木(あしび)』発行所に勤めながら40年東京文理科大学(後の東京教育大学)卒業。のち青山学院女子短大教授。初め叙情的、唯美的な句風であったが、しだいに生活に密着した方向に転じ、内面の苦悩を、俳句という短詩型文学に生かそうと努めたため、表現が晦渋(かいじゅう)となり、39年ごろ中村草田男(くさたお)、石田波郷(はきょう)とともに難解派とか人間探求派とかよばれた。「鰯雲(いわしぐも)人に告ぐべきことならず」がこのころの句。なお人間的凡愚の情をたたえ、ユーモラスな表現をとる句があって、その作品を親しみ深いものにしている。芭蕉(ばしょう)や一茶(いっさ)の作品を、作り手としての立場から評釈した業績も注目される。句集に『寒雷』(1939)、『颱風眼(たいふうがん)』(1940)など、評釈に『芭蕉講座発句篇(へん)』3冊(1943~48)、『一茶秀句』(1964)など。夫人知世子(ちよこ)も女流俳人。門下から金子兜太(とうた)、森澄雄ほか優れた俳人を出している。

[井上宗雄]

『『加藤楸邨全集』全13巻(1980~82・講談社)』『田川飛旅子著『加藤楸邨』(1963・桜楓社)』

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改訂新版 世界大百科事典 「加藤楸邨」の意味・わかりやすい解説

加藤楸邨 (かとうしゅうそん)
生没年:1905-93(明治38-平成5)


193137391︿1976︿1948

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百科事典マイペディア 「加藤楸邨」の意味・わかりやすい解説

加藤楸邨【かとうしゅうそん】

 
()
 

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加藤楸邨」の意味・わかりやすい解説

加藤楸邨
かとうしゅうそん

[生]1905.5.26. 東京
[没]1993.7.3. 東京,目黒
俳人,俳文学者。本名,健雄。東京高等師範学校卒業後,教職につき俳句を始め,水原秋桜子に師事。 1937年東京文理大学国文科入学。 1940年卒業,同年俳誌『寒雷』を創刊主宰。安東次男,金子兜太など多くの新人を育てた。人間臭の濃い雄渾な作風で人間探求派と呼ばれた。 1985年日本芸術院会員。 1988年現代俳句大賞,1992年朝日賞受賞。『加藤楸邨全集』 (全 13巻,1980~82) ほか,松尾芭蕉関係の著作や随筆集など著書多数。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤楸邨」の解説

加藤楸邨 かとう-しゅうそん

1905-1993 昭和-平成時代の俳人。
明治38年5月26日生まれ。加藤知世子の夫。水原秋桜子に師事。昭和15年「寒雷」を創刊,主宰。43年「まぼろしの鹿」で蛇笏(だこつ)賞。60年芸術院会員。内面的苦悩をよむ作風から人間探究派とよばれた。松尾芭蕉(ばしょう)の研究でも知られる。平成5年7月3日死去。88歳。東京出身。東京文理大卒。本名は健雄。著作に「芭蕉秀句」「ひぐらし硯」など。
【格言など】俳句には真実感合を措いて道なし(「真実感合」)

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367日誕生日大事典 「加藤楸邨」の解説

加藤 楸邨 (かとう しゅうそん)

生年月日:1905年5月26日
昭和時代;平成時代の俳人。「寒雷」主宰;青山学院女子短期大学教授
1993年没

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世界大百科事典(旧版)内の加藤楸邨の言及

【寒雷】より


︿(1905 )︿

※「加藤楸邨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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